▼目次
1. インプラント手術後の抜糸はいつ行う?
2. インプラント手術から抜糸までの期間に気をつけること
3. インプラント手術後の抜糸後の注意点
4. 福島駅東口すぐの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックのインプラント治療
まとめ
インプラント手術を受けたあと、「抜糸はいつするのか?」「何に気をつければいいのか?」と不安に感じる方は少なくありません。抜糸のタイミングを誤ると、インプラントの安定や治癒に影響が出る場合もあります。一方で、適切な時期に抜糸を行い、経過観察をしっかりと続ければ、トラブルを軽減できる可能性があります。今回は、インプラント手術後の抜糸のタイミングや、抜糸までの期間に気をつけるポイント、さらに抜糸後に注意しておくべきことについて解説します。
1. インプラント手術後の抜糸はいつ行う?
インプラント手術では、歯ぐきを切開してインプラント体(人工歯根)を顎の骨に埋め込み、縫合して傷口を閉じます。この際に使用される糸は、基本的に手術後に歯医者で抜糸する必要があります。一般的には、術後7日〜10日程度で抜糸を行うのが目安とされています。
①一般的な抜糸の目安
抜糸のタイミングは「○日目に必ず」という決まりがあるわけではありません。歯ぐきの治り方には個人差があり、術式や体質、年齢、生活習慣によっても回復のスピードは変わります。そのため、多くの場合は手術後1週間から10日ほどの間で、歯科医師が傷口の状態を確認しながら判断します。
➁早すぎる・遅すぎる抜糸のリスク
傷の治りが不十分なうちに抜糸してしまうと、再び傷口が開いてしまうおそれがあります。一方で、抜糸が遅すぎると、糸が歯ぐきに食い込んで炎症や感染、腫れの原因になることもあります。糸が強く締まったまま残ることで、局所的に血流が悪くなり、治癒の妨げになる可能性もあるため注意が必要です。
➂医師の指示に従うのがもっとも重要
インプラント手術後の抜糸時期は、自己判断せず、歯科医師の指示に従うことがもっとも重要です。抜糸の予約日が決まっている場合は、忘れずに来院し、キャンセルする場合は必ず再予約を取りましょう。抜糸はインプラント治療の経過を支える大切な工程のひとつです。
抜糸のタイミングは治療の経過を左右する重要なポイントです。不安な点がある場合は、自己判断せず、必ず歯科医師に相談しましょう。
2. インプラント手術から抜糸までの期間に気をつけること
抜糸までの間は、インプラント手術後の傷口が落ち着いてくる大切な時期です。この期間に無理な行動や間違ったケアをしてしまうと、傷の治りが遅くなったり、感染や痛みを引き起こしたりするおそれがあります。以下では、抜糸までの期間に特に注意したいポイントを整理します。
①頻繁にうがいすることは控える
術後はお口の中を清潔に保ちたいという思いから、頻繁にうがいをする方もいますが、強いうがいは傷口のかさぶたをはがし、再出血を招くことがあります。術後2〜3日は水を軽く含んで、優しく吐き出す程度にとどめておきましょう。
➁喫煙・飲酒は控える
喫煙は血流を悪化させ、傷の治りを遅らせる代表的な要因です。また、飲酒も血行を促進することで腫れや出血につながる可能性があります。抜糸が終わるまでの間は禁煙・禁酒を心がけましょう。
➂食事内容に配慮する
術後数日間は、傷口への刺激を避けるためにやわらかく、常温または冷たい食べ物を中心に摂るようにしましょう。硬いものや熱いもの、香辛料の多い食事は避け、患部側で噛むのも控えるのが望ましいです。
④縫合部分に触れない
舌や指で縫った部分を気にして触ってしまうことは、細菌の侵入や糸がゆるむことがあります。気になっても、自然に治るまでなるべく触れないように意識することが大切です。
➄薬は指示通りに服用する
処方された抗生物質や痛み止めは、歯科医師の指示に従って服用しましょう。自己判断でやめたり、飲み忘れたりすることで、感染リスクが高まる場合があります。
このように、抜糸までの数日は治療結果に大きく関わる大切な期間です。少しの気配りと注意で、術後の回復がサポートしやすくなるとされています。
3. インプラント手術後の抜糸後の注意点
抜糸が終わると、治療の一区切りがついたように感じるかもしれませんが、まだ完全に治癒したわけではありません。抜糸後も適切なケアを行わないと、感染や痛みが再び生じることがあります。以下に、抜糸後に意識しておきたい注意点をまとめます。
①抜糸後も患部の清潔を保つ
糸が取れたあとの歯ぐきは、まだデリケートな状態です。歯ブラシはやわらかめのものを使い、患部を避けながら丁寧に磨くようにしましょう。洗口液が処方されている場合は、用法に従って使用することで感染予防に役立つことがあります。
➁激しい運動運動・長風呂は控える
抜糸直後に体を激しく動かしたり、長風呂に入ったりすると、再び出血したり、腫れが強くなることがあります。抜糸当日から数日は安静に過ごして下さい。
➂違和感や出血がある場合は早めに相談を
抜糸後に強い痛み、腫れ、出血、違和感などが続く場合は、何らかのトラブルが生じている可能性があるため、速やかに歯科医院を受診しましょう。
④インプラント部分の安定には時間がかかる
抜糸が終わっても、インプラントが骨としっかり結合するまでには数か月の治癒期間が必要です。この間は、強く噛みしめないよう意識することも大切です。
➄定期的な通院と検査を欠かさない
インプラント治療では、抜糸後も定期的なチェックが必要です。歯ぐきの状態、インプラント体の安定性、清掃状況などを継続的に確認することで、長期的に良好な状態を保ちやすくなります。
抜糸はひとつの節目ではありますが、それ以降の過ごし方によって治療の経過が変わることがあります。術後も気を緩めず、丁寧なケアと通院を続けることが大切です。
4. 福島駅東口すぐの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックのインプラント治療
福島市の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックは、『インプラント治療』を行っています。
部分入れ歯やブリッジは、歯の無くなった所を補うために、残りの健康な歯を削ったり、針金(バネ)をかける治療法です。削られたり、針金をかけられた歯には、何も負担が無い状態に比べて大きな負担がかかっているとも言われています。
このような負担をかけることなく、残りの歯を守りながら、歯が無くなった箇所を補える治療は、今のところインプラント治療しかないのです。
現在総入れ歯をお使いの方には『インプラントオーバーデンチャー(インプラント入れ歯)』のご提案も可能です。これは、顎骨に埋め込んだインプラントに、特殊なボタンの様なものを装着し、入れ歯を固定する方法です。入れ歯のメリットと、インプラントのメリットを組み合わせています。
インプラントについてお悩みのある方は、ぜひ福島市 福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックにご相談ください。
▼インプラント治療の詳細はこちら
まとめ
インプラント手術後の抜糸は、一般的に術後7~10日が目安とされますが、傷の治り具合や体調によって前後するため、歯科医師が状態を確認しながら判断します。抜糸までの期間とその後の過ごし方によって、インプラント経過に影響が出ることがあります。決められた注意点を守り、定期的なチェックも欠かさず行いましょう。
福島駅東口周辺でインプラント手術後の抜糸やケアについて不安がある方は、奥州福島Premiumデンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。
監修
院長・審美歯科担当 山田 恵理