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インプラントは、むし歯や歯周病で歯を失った際に、見た目や噛み合わせを補う治療として選ばれる治療方法です。人工歯根をあごの骨に埋め込み、その上に被せ物を装着することで、自分の歯に近い機能を再現できるのが特徴です。ただし「どのくらいの期間使えるのか」「長持ちさせるにはどうすればよいのか」といった疑問を持つ方も少なくありません。インプラントは入れたら終わりではありません。インプラントを長く使うためには、適切なセルフケアと定期的なメンテナンスは必須です。今回は、インプラントの平均寿命や長持ちする人としない人の違い、さらに寿命を延ばすために欠かせないメンテナンスの重要性について解説します。
 
 

1. インプラントの平均寿命はどのくらい?

インプラントは「半永久的」と思われがちですが、寿命には個人差があります。
ここではインプラントに影響を与える要素を整理します。
 

①平均寿命の目安

インプラントは「一度入れたら一生使える」と考えられますが、やはり個人差はあります。
必ずしも一生ものとは言えませんし、寿命があります。インプラントの一般的な平均寿命は10〜15年とされますが、20年、30年と問題なく使えている例もあり、適切な管理で寿命を延ばすことは可能です。
 

➁寿命を左右する要因

寿命は口腔内の環境や生活習慣によって変わります。
歯磨きが不十分で汚れがたまると、周囲の組織に炎症が起こり寿命が短くなります。
また喫煙習慣や強い噛みしめがある方はインプラントに悪影響を与えます。
 

➂天然歯との違い

天然歯は血流や神経があるため修復機能を持っていますが、インプラントは人工物であり自然な回復力はありません。
 

④長期使用について

インプラント治療では個人差は大きいですが、10年以上の使用が可能なケースが多です。
しかし必ずしもインプラントは「一生もの」とは言えず、途中での修理や再治療が必要になるケースもあります。
 

⑤セルフケアと定期的なメンテナンス

インプラントは入れたら終わりではありません。
インプラントを長く使うには、セルフケアに加えて、定期的なメンテナンスが不可欠です。
インプラントを入れた後に、歯科医院に定期的に来院できない方はインプラントはおすすめしません。
 
 

2. インプラントが長持ちする人としない人の違いとは

インプラントがどのくらい長持ちするかは、歯科医院での定期的なメンテナンスと、家でのホームケア、日常習慣によって差が出ます。
 

①正しい歯磨きを続けているか

インプラントはむし歯にはなりませんが、インプラント部周囲の歯ぐきや骨は炎症を起こすことがあります。
歯磨きやフロスを習慣にしている人は寿命が長くなりやすいです。
 

➁喫煙習慣の有無

喫煙は血流を悪くし、骨や歯ぐきの健康を損ないます。
タバコを吸う人は非喫煙者に比べ、インプラントの寿命が短くなる傾向があります。
 

➂定期的にメンテナンスを受けているか

3か月~6か月に一度、歯医者でメンテナンスを受けると、早期にトラブルを発見できます。
しかし定期的なメンテナンスを怠ると、気づかないうちに炎症が進み、インプラントの寿命が短くなる可能性が高いです。
 

④噛み合わせの力をコントロールできているか

歯ぎしりや食いしばりが強い人は、インプラントが揺らされたり破損したりするリスクが高まります。
マウスピースを装着して力を分散させることが大切です。
 

⑤インプラントに大きな負荷をかけすぎない

インプラントが入ってから、インプラント部のみで硬いものばかり食べるなど、不適切な食事を続けることにより、インプラント部に大きな負荷がかかりすぎて破損する可能性が高まります。インプラント以外の残っている歯でもきちんと噛めるようにしましょう。
 

⑤全身の健康状態

糖尿病や骨粗しょう症など、骨や歯ぐきに影響する病気がある人は寿命が短くなる場合があります。
ご自身の持病の管理を行うことはインプラント寿命を長持ちさせるためには必要です。
 
インプラントは入れたら終わりではありません。
日常のセルフケアを行いながら、歯科医院での定期的なメンテナンスをしっかり行うことは必須になります。
 
 

3. 定期メンテナンスがインプラントの寿命を左右する理由

インプラントは入れて終わりではなく、その後の定期的なメンテナンスが寿命を大きく左右します。メンテナンスの内容や意味を整理して解説します。
 

①インプラント周囲炎の予防

インプラントはむし歯にはなりませんが、歯周病に似た「インプラント周囲炎」になることがあります。定期メンテナンスで早期に炎症を発見・対処することが重要です。
 

➁噛み合わせの調整

年月が経つと、歯やインプラントの位置が微妙に変化することがあります。噛み合わせがずれると負担が集中し、インプラントを傷める原因になります。調整は寿命延長につながります。
 

➂クリーニングの効果

毎日の歯磨きだけでは落とせない汚れや歯石は、歯医者での専門的なクリーニングが必要です。歯ぐきの健康を保つことで、インプラントを支える骨の維持にもつながります。
 

④生活習慣の見直し

定期的に通うことで、歯科医師から食生活や歯磨きの仕方などの指導を受けられます。特に喫煙や食いしばりのある人には、改善策の提案がされる場合もあります。
 

⑤トラブルの早期発見

インプラントの緩みや上部構造(被せ物)の欠けなどは、自覚症状が出にくいこともあります。定期検診によって早めに見つければ、大きなトラブルに発展せず修理が可能です。
 
インプラントを長く使うためには、日常のケアとあわせて定期メンテナンスを欠かさず受けることが不可欠です。これは寿命を延ばす効果的な方法といえます。

 
 

4. 福島駅東口すぐの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックのインプラント治療

 
福島市の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックは、『インプラント治療』を行っています。

部分入れ歯やブリッジは、歯の無くなった所を補うために、残りの健康な歯を削ったり、針金(バネ)をかける治療法です。削られたり、針金をかけられた歯には、何も負担が無い状態に比べて大きな負担がかかっているとも言われています。

このような負担をかけることなく、残りの歯を守りながら、歯が無くなった箇所を補える治療は、今のところインプラント治療しかないのです。

現在総入れ歯をお使いの方には『インプラントオーバーデンチャー(インプラント入れ歯)』のご提案も可能です。これは、顎骨に埋め込んだインプラントに、特殊なボタンの様なものを装着し、入れ歯を固定する方法です。入れ歯のメリットと、インプラントのメリットを組み合わせています。

インプラントについてお悩みのある方は、ぜひ福島市 福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックにご相談ください。
 
▼インプラント治療の詳細はこちら

欠損治療

 

まとめ

インプラントの寿命は平均で10〜15年といわれていますが、個人差があります。
生活習慣や口腔ケアの仕方によって20年以上、30年以上と長期間使える場合もあります。

インプラントの寿命には、日常のセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスが非常に重要になります。
また喫煙等の生活習慣、全身の健康状態もインプラントの寿命には影響があります。

インプラントについてお悩みの方は福島市の歯医者、福島駅東口近くの奥州福島Premiumデンタルクリニックまでお問い合わせください。

 


監修
 院長・審美歯科担当 山田 恵理



福島プレミアム

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歯を失ってしまったとき、どのようにして噛む力や見た目を回復させるかは大切な課題です。現在の歯科治療には「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」という3つの代表的な方法があります。それぞれ構造や治療の流れ、使用感が異なるため、どの治療法が自分に合っているのか迷う方も多いでしょう。今回は、インプラント・ブリッジ・入れ歯の基本的な違いと、それぞれのメリットや注意点を整理して解説します。

 
 

1. インプラント・ブリッジ・入れ歯の基本的な違い

歯を失った場合の治療方法には大きく3つの選択肢があります。
構造や仕組みを理解することで、それぞれの違いを把握しやすくなります。
 

①インプラント

インプラントは、歯を失った部分のあごの骨に人工の歯根(チタン製)を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける方法です。
周囲の歯を削らずに済み、負担をかけないことがメリットです。
インプラントは噛む力が天然歯に近く、しっかりした噛み心地です。
ブリッジや入れ歯に比べてインプラントは噛む力が強いといわれます。
インプラントは審美性(見た目)もブリッジや義歯に比べて美しいです。
 

②ブリッジ

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削り、連結した人工歯を橋のようにかけて補う治療方法です。
取り外しの必要がなく固定式になります。
ブリッジの噛む力はインプラントよりは弱いですが、入れ歯よりは強いです。
固定式で違和感が少ないですが、両隣の歯を削らなくてはいけないことがデメリットです。
 

③入れ歯

入れ歯は、取り外し可能な人工の歯を用いる治療法です。
入れ歯の噛む力はかなり弱く、天然の歯の3割といわれます。
固定式ではないため、安定感に欠け、ものが食べにくい場合があります。
部分的に歯を補う部分入れ歯は、クラスプと呼ばれる金属のバネを歯が失われた部分の両隣にかけて固定しますので、インプラントやブリッジに比べて、入れ歯の見た目は劣ります。まったく歯が残っていない場合に用いる総入れ歯は慣れるまでに時間がかかる場合があります。

インプラント・ブリッジ・入れ歯はそれぞれ構造や適応条件が異なるため、理解して選ぶことが大切です。
 
 

2. インプラント・ブリッジ・入れ歯のそれぞれのメリットと注意点

 

インプラントのメリット

・人工歯根を顎骨に固定するので、噛む力が天然の歯に近く、硬い食べ物もしっかり噛めます
・自分の歯に近く、美しく自然な見た目にできる
・両隣の歯を削らずに治療できるので、他の歯へのダメージが少ない治療法
 

インプラントのデメリット

・手術が必要。最終的な上部補綴が入るまでに数か月かかることがあります。
・自由診療になり、骨量や健康状態によっては適応できない場合もあります。
 

ブリッジのメリット

・ブリッジは治療期間は比較的短く、数週間から数か月で装着できることが多いです。
・固定式のため取り外しの必要がなく、入れ歯よりは違和感は少ない。
 

ブリッジのデメリット

・両隣の歯を大きく削る必要があり、ブリッジの支えとなる歯に大きな負担がかかります。
・長期的にみると、ブリッジの支えとなる歯の寿命が短くなってしまう可能性が高いです。
・ブリッジは歯間部分の清掃が難しく、道具を工夫する必要があります。
 

入れ歯のメリット

・歯が複数本失われた場合や全ての歯を失った場合でも利用可能です。
 

入れ歯のデメリット

・入れ歯の噛む力は弱く、天然歯の約3割しかありません。
・食事内容に制限が出ることもあります。
・取り外しが必要
・違和感が大きい
・定期的な入れ歯の調整は必要。また作り直しが必要になるケースもあります。
 
 

3. 自分に合った治療法を選ぶためのポイント

インプラント・ブリッジ・入れ歯には、それぞれ特徴と注意点があります。
自分に合った治療法を選ぶ際に押さえておきたいポイントを整理します。

例えば、人前で話す機会が多い方は見た目の自然さが求められるため、天然歯と変わらない美しさのインプラント、もしくは固定式であるブリッジを希望されることが多いです。

一時的な利便性だけでなく、10年後、20年後にどうなるかを見据えることが大切です。
ブリッジや入れ歯のほうが治療期間は短いですが、インプラントは長期的に安定して使用できる可能性が高いといわれております。

長期的な歯の健康や生活の質を考慮して選ぶことが求められます。
 

インプラント

インプラントは天然歯とほぼ変わらない機能性や見た目をもち、違和感なく食事や会話を楽しむことができます。

治療期間は入れ歯やブリッジよりは長くなりますが、正しいメンテナンスを行えば治療後の寿命は長いといわれております。インプラントは適切なケアを行えば、数十年使用しているケースも多いです。

入れ歯やブリッジを何回か作りなおす費用や治療時間を考えると、インプラントは生涯での長期的観点からはコストパフォーマンスの良い治療と言われています。

 

【インプラントおすすめの方】

・ブリッジのように両隣の健康な歯を削りたくない方
・入れ歯の着脱を避けたい方
・他の歯に負担をかけたくない治療法
・美しい見た目(天然歯と変わらない見た目)を希望する方
・しっかり噛みたい方
 

【インプラントおすすめできない方】

・定期的な通院が困難な方
・外科手術できない方
・保険診療内で治療希望の方
 

ブリッジ

ブリッジは歯を失った部分の両隣の歯に歯が無くなった部分を支えるように橋のように連結した被せものを装着します。
審美性、機能性、寿命においてインプラントよりは劣りますが、取り外しするタイプの入れ歯よりは優れています。
 

【ブリッジおすすめの方】

・入れ歯の着脱を避けたい方
・外科手術を避けたい方
・短期間で治療したい方
 

【ブリッジおすすめできない方】

・支台となる歯を削りたくない方
・歯に負担をかけたくない方
 

入れ歯

人工の歯を用いた取り外すタイプの装置です。

【入れ歯おすすめの方】

・外科手術を避けたい方
 

【入れ歯おすすめできない方】

・しっかりものを嚙みたい方
・毎日の入れ歯の取り外しや清掃ができない方

 
 

4. 福島駅東口すぐの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックのインプラント治療

 
福島市の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックは、『インプラント治療』を行っています。

部分入れ歯やブリッジは、歯の無くなった所を補うために、残りの健康な歯を削ったり、針金(バネ)をかける治療法です。削られたり、針金をかけられた歯には、何も負担が無い状態に比べて大きな負担がかかっているとも言われています。

このような負担をかけることなく、残りの歯を守りながら、歯が無くなった部分を補える治療は、今のところインプラント治療しかないのです。

現在総入れ歯をお使いの方には『インプラントオーバーデンチャー(インプラント入れ歯)』のご提案も可能です。これは、顎骨に埋め込んだインプラントに、特殊なボタンの様なものを装着し、入れ歯を固定する方法です。入れ歯のメリットと、インプラントのメリットを組み合わせています。

インプラントについてお悩みのある方は、ぜひ福島市 福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックにご相談ください。
 
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欠損治療

 

まとめ

インプラント・ブリッジ・入れ歯は、それぞれ構造や特徴、メリット・デメリットが異なります。
噛む力や見た目も全く違います。

一時的な安さや利便性だけでなく、10年後、20年後にどうなるかを見据えることが大切です。
ブリッジや入れ歯のほうが治療期間は短いですが、インプラントは長期的に安定して使用できる可能性が高いといわれております。
長期的な歯の健康や生活の質を考慮して選ぶことが求められます。
大切なのは、ご自身の口の状態や生活スタイル、将来のことも含めて総合的に判断することです。
福島市周辺でインプラント・ブリッジ・入れ歯についてお悩みの方は、福島駅東口近くの歯医者「奥州福島Premiumデンタルクリニック」までお問い合わせください。

 


監修
 院長・審美歯科担当 山田 恵理



福島プレミアム

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インプラント手術を受けたあと、「抜糸はいつするのか?」「何に気をつければいいのか?」と不安に感じる方は少なくありません。抜糸のタイミングを誤ると、インプラントの安定や治癒に影響が出る場合もあります。一方で、適切な時期に抜糸を行い、経過観察をしっかりと続ければ、トラブルを軽減できる可能性があります。今回は、インプラント手術後の抜糸のタイミングや、抜糸までの期間に気をつけるポイント、さらに抜糸後に注意しておくべきことについて解説します。

 
 

1. インプラント手術後の抜糸はいつ行う?

インプラント手術では、歯ぐきを切開してインプラント体(人工歯根)を顎の骨に埋め込み、縫合して傷口を閉じます。この際に使用される糸は、基本的に手術後に歯医者で抜糸する必要があります。一般的には、術後7日〜10日程度で抜糸を行うのが目安とされています。
 

①一般的な抜糸の目安

抜糸のタイミングは「○日目に必ず」という決まりがあるわけではありません。歯ぐきの治り方には個人差があり、術式や体質、年齢、生活習慣によっても回復のスピードは変わります。そのため、多くの場合は手術後1週間から10日ほどの間で、歯科医師が傷口の状態を確認しながら判断します。
 

➁早すぎる・遅すぎる抜糸のリスク

傷の治りが不十分なうちに抜糸してしまうと、再び傷口が開いてしまうおそれがあります。一方で、抜糸が遅すぎると、糸が歯ぐきに食い込んで炎症や感染、腫れの原因になることもあります。糸が強く締まったまま残ることで、局所的に血流が悪くなり、治癒の妨げになる可能性もあるため注意が必要です。
 

➂医師の指示に従うのがもっとも重要

インプラント手術後の抜糸時期は、自己判断せず、歯科医師の指示に従うことがもっとも重要です。抜糸の予約日が決まっている場合は、忘れずに来院し、キャンセルする場合は必ず再予約を取りましょう。抜糸はインプラント治療の経過を支える大切な工程のひとつです。
 
抜糸のタイミングは治療の経過を左右する重要なポイントです。不安な点がある場合は、自己判断せず、必ず歯科医師に相談しましょう。
 
 

2. インプラント手術から抜糸までの期間に気をつけること

抜糸までの間は、インプラント手術後の傷口が落ち着いてくる大切な時期です。この期間に無理な行動や間違ったケアをしてしまうと、傷の治りが遅くなったり、感染や痛みを引き起こしたりするおそれがあります。以下では、抜糸までの期間に特に注意したいポイントを整理します。

 

①頻繁にうがいすることは控える

術後はお口の中を清潔に保ちたいという思いから、頻繁にうがいをする方もいますが、強いうがいは傷口のかさぶたをはがし、再出血を招くことがあります。術後2〜3日は水を軽く含んで、優しく吐き出す程度にとどめておきましょう。
 

➁喫煙・飲酒は控える

喫煙は血流を悪化させ、傷の治りを遅らせる代表的な要因です。また、飲酒も血行を促進することで腫れや出血につながる可能性があります。抜糸が終わるまでの間は禁煙・禁酒を心がけましょう。
 

➂食事内容に配慮する

術後数日間は、傷口への刺激を避けるためにやわらかく、常温または冷たい食べ物を中心に摂るようにしましょう。硬いものや熱いもの、香辛料の多い食事は避け、患部側で噛むのも控えるのが望ましいです。

 

④縫合部分に触れない

舌や指で縫った部分を気にして触ってしまうことは、細菌の侵入や糸がゆるむことがあります。気になっても、自然に治るまでなるべく触れないように意識することが大切です。
 

➄薬は指示通りに服用する

処方された抗生物質や痛み止めは、歯科医師の指示に従って服用しましょう。自己判断でやめたり、飲み忘れたりすることで、感染リスクが高まる場合があります。
 
このように、抜糸までの数日は治療結果に大きく関わる大切な期間です。少しの気配りと注意で、術後の回復がサポートしやすくなるとされています。
 
 

3. インプラント手術後の抜糸後の注意点

抜糸が終わると、治療の一区切りがついたように感じるかもしれませんが、まだ完全に治癒したわけではありません。抜糸後も適切なケアを行わないと、感染や痛みが再び生じることがあります。以下に、抜糸後に意識しておきたい注意点をまとめます。

 

①抜糸後も患部の清潔を保つ

糸が取れたあとの歯ぐきは、まだデリケートな状態です。歯ブラシはやわらかめのものを使い、患部を避けながら丁寧に磨くようにしましょう。洗口液が処方されている場合は、用法に従って使用することで感染予防に役立つことがあります。
 

➁激しい運動運動・長風呂は控える

抜糸直後に体を激しく動かしたり、長風呂に入ったりすると、再び出血したり、腫れが強くなることがあります。抜糸当日から数日は安静に過ごして下さい。
 

➂違和感や出血がある場合は早めに相談を

抜糸後に強い痛み、腫れ、出血、違和感などが続く場合は、何らかのトラブルが生じている可能性があるため、速やかに歯科医院を受診しましょう。
 

④インプラント部分の安定には時間がかかる

抜糸が終わっても、インプラントが骨としっかり結合するまでには数か月の治癒期間が必要です。この間は、強く噛みしめないよう意識することも大切です。
 

➄定期的な通院と検査を欠かさない

インプラント治療では、抜糸後も定期的なチェックが必要です。歯ぐきの状態、インプラント体の安定性、清掃状況などを継続的に確認することで、長期的に良好な状態を保ちやすくなります。
 
抜糸はひとつの節目ではありますが、それ以降の過ごし方によって治療の経過が変わることがあります。術後も気を緩めず、丁寧なケアと通院を続けることが大切です。

 
 

4. 福島駅東口すぐの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックのインプラント治療

 
福島市の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックは、『インプラント治療』を行っています。

部分入れ歯やブリッジは、歯の無くなった所を補うために、残りの健康な歯を削ったり、針金(バネ)をかける治療法です。削られたり、針金をかけられた歯には、何も負担が無い状態に比べて大きな負担がかかっているとも言われています。

このような負担をかけることなく、残りの歯を守りながら、歯が無くなった箇所を補える治療は、今のところインプラント治療しかないのです。

現在総入れ歯をお使いの方には『インプラントオーバーデンチャー(インプラント入れ歯)』のご提案も可能です。これは、顎骨に埋め込んだインプラントに、特殊なボタンの様なものを装着し、入れ歯を固定する方法です。入れ歯のメリットと、インプラントのメリットを組み合わせています。

インプラントについてお悩みのある方は、ぜひ福島市 福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックにご相談ください。
 
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まとめ

インプラント手術後の抜糸は、一般的に術後7~10日が目安とされますが、傷の治り具合や体調によって前後するため、歯科医師が状態を確認しながら判断します。抜糸までの期間とその後の過ごし方によって、インプラント経過に影響が出ることがあります。決められた注意点を守り、定期的なチェックも欠かさず行いましょう。

福島駅東口周辺でインプラント手術後の抜糸やケアについて不安がある方は、奥州福島Premiumデンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。

 


監修
 院長・審美歯科担当 山田 恵理



福島プレミアム

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インプラント治療を受けるにあたって、「いつから普通に噛めるようになるのか?」という疑問を持つ方はいるのではないでしょうか。見た目や機能の回復が期待できるインプラント治療ですが、手術後すぐに何でも食べられるわけではありません。インプラントを使ってしっかり噛めるようになるには、回復に合わせて少しずつ慣れていく期間が必要です。また、食事に関しても注意点がいくつかあり、誤った対応をすると予後に影響を及ぼす可能性もあります。今回は、インプラント治療後に噛めるようになるまでの流れや、天然歯と同じような咀嚼が可能になるのか、さらには食事における注意点について解説します。

 
 

1. インプラント治療後に噛めるようになるまでの流れ

インプラント治療の進行は、手術を受けて終わりというわけではなく、噛む力が安定するまでにある程度時間がかかるのが一般的です。個人の体調や骨の状態などによっても差がありますが、以下のような流れで治癒が進むケースが多く見られます。
 

①手術直後すぐは刺激を避けた食事を

インプラントを埋め込んだ直後は、出血や腫れを防ぐ目的で、咀嚼を控えるよう指導されることがあります。この期間中は、流動食ややわらかい食事を取り入れ、できる限り手術部位への刺激を避けましょう。

➁術後1週間ほどはやわらかい食事を中心に

術後数日から1週間程度は、腫れや痛みが落ち着いてくるタイミングとされ、豆腐、おかゆ、スープなど、咀嚼の負担が少ない食品を中心に食事が進められることが多いでしょう。刺激物、硬いものや熱い食事は、状態に応じて控えるよう指導される場合もあります。

➂インプラントと骨の結合期間が必要

インプラント体が骨としっかり結合するまでには一定の期間を要します。ケースによりますが3〜6か月程度かかることが多いです。

④仮歯や最終的な人工歯の装着後、徐々に咀嚼を再開

骨とインプラント体の結合が確認されると、仮歯や最終的な上部構造(人工のかぶせもの)が装着され、徐々に通常の食事に戻っていきます。すぐに硬いものを噛むのではなく、やわらかいものから少しずつ慣らしていくことが推奨されるでしょう。

⑤定期的な診察で経過を確認

インプラント治療後も、噛み合わせやインプラント周囲の状態を定期的にチェックすることが推奨されます。嚙み合わせのずれや違和感があれば、早期に診察を受けましょう。

インプラント治療は、治癒期間を考慮した上で、計画的に嚙み合わせの機能を回復させていくことが大切です。
 
 

2. インプラントは天然歯と同じように噛めるようになる?

インプラントは、見た目や機能面で天然歯に近づけることを目指した治療法ですが、実際にどの程度「天然歯と同じように噛める」と感じられるかは、患者さんごとに異なることがあります。
 

①見た目は自然に近い仕上がりが期待される

上部構造(人工のかぶせもの)は、色や形状を周囲の歯に合わせて作製されるため、自然な外観を得やすいとされています。さらに、顎の骨に固定されることで、食事中にズレたり動いたりすることは少ないとされています。

➁咀嚼力の回復には時間がかかる場合もある

インプラントには天然歯にある「歯根膜」がないため、噛んだときの細かな感覚には差があると感じることもあります。そのため、天然歯と全く同じ感覚で噛めるとは限らず、徐々に慣れていく期間が必要になるケースもあります。

➂硬いものでも噛める可能性がある

インプラントが骨としっかり結合し、上部構造が装着されると、硬めの食材(りんご、パンの耳など)も噛めるようになることがあります。ただし、力の入れ方や噛む方向によっては負担となることもあるため、慎重に様子を見る必要もあるでしょう。

④インプラント周囲の組織の影響

インプラントはむし歯にはなりませんが、歯ぐきやその周囲の組織が炎症を起こすと、噛みにくさにつながることがあります。インプラントを使い続けるためには、歯みがきやフロスなどによる日常的なケアを続けて、周囲の清潔を保つことが大切です。

天然歯と同じように噛めるかどうかは、治療の進み方や慣れや周囲の歯ぐきの状態にも左右されるため、焦らず段階を追って噛む力を取り戻していきましょう。
 
 

3. インプラント治療後の食生活で気を付けること

インプラントを長く使い続けるためには、日常の食生活にも配慮が求められる場合があります。以下に、日常生活での注意点を説明します。
 

①硬すぎる食材には注意が必要

せんべい、ナッツ、ガム、キャラメルのような食品は、噛む力が集中しやすく、インプラントや人工歯への負荷がかかる可能性があります。噛み方やタイミングに配慮しながら、必要に応じて控える対応がとられることもあります。

②片側で噛む習慣を避ける

無意識にインプラントと反対側だけで噛む癖がついてしまうと、咬合のバランスに偏りが出る場合があります。両側をバランスよく使う意識を持つことが、インプラントや周囲の歯にかかる負担を分散させることにつながるとされています。

➂初期は柔らかいものから慣らしていく

治療後しばらくは、粘膜や骨が落ち着くまで刺激の少ない食事が推奨されます。回復状況を見ながら、徐々に通常の食事に戻しましょう。

④定期的な受診で咬合や衛生状態を確認

噛み合わせの変化や人工歯の状態、清掃のしやすさなどを歯科医院で確認してもらうことで、問題の早期発見や対処が可能になります。食事の内容や食べ方に不安がある場合も、受診時に相談するとよいでしょう。

インプラントを良好な状態で維持していくためには、日々の食事やケアを無理のない範囲で見直しながら、継続的に取り組むことが求められます。
 
 

4. 福島駅東口すぐの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックのインプラント治療

 
福島市の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックは、『インプラント治療』を行っています。

部分入れ歯やブリッジは、歯の無くなった所を補うために、残りの健康な歯を削ったり、針金(バネ)をかける治療法です。削られたり、針金をかけられた歯には、何も負担が無い状態に比べて大きな負担がかかっているとも言われています。

このような負担をかけることなく、残りの歯を守りながら、歯が無くなった箇所を補える治療は、今のところインプラント治療しかないのです。

現在総入れ歯をお使いの方には『インプラントオーバーデンチャー(インプラント入れ歯)』のご提案も可能です。これは、顎骨に埋め込んだインプラントに、特殊なボタンの様なものを装着し、入れ歯を固定する方法です。入れ歯のメリットと、インプラントのメリットを組み合わせています。

インプラントについてお悩みのある方は、ぜひ福島市 福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックにご相談ください。
 
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まとめ

インプラント治療後に「いつから噛めるようになるか」「どんな食べ物に気を付けるべきか」といった疑問を持つ方は少なくありません。咀嚼機能の回復は段階的に進むことが多く、術後すぐに硬いものを食べられるとは限りません。また、天然歯と同じような感覚で噛めるようになるかどうかも、個人差があります。日常の食生活では、刺激や咬合圧の強い食品を慎重に取り入れるとともに、定期的なメンテナンスで状態を確認することが望まれます。

福島市、福島駅周辺でインプラント治療でお悩みの方は、奥州福島Premiumデンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。

 


監修
 院長・審美歯科担当 山田 恵理



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▼目次

インプラント治療は、失った歯を補う選択肢のひとつとして、多くの患者さんに選ばれています。ただし、インプラントは「インプラントしたら終わり」ではありません。インプラント後のセルフケアとメンテナンスが重要です。治療後のセルフケアが不十分だと、インプラント周囲の歯ぐきに炎症が起こる「インプラント周囲炎」などのトラブルを招くことがあります。今回は、インプラントを長く使い続けるために重要な、日常のセルフケアの方法について解説します。

 
 

1. インプラント治療後のセルフケアの基本

インプラントは人工物であるため、むし歯にはなりませんが、周囲の歯ぐきや骨が炎症を起こす「インプラント周囲炎」には注意が必要です。そのため、治療後も天然の歯と同じように、丁寧なセルフケアと歯科医院でのメンテナンスが欠かせません。以下に、インプラント治療後のお口のケアについて解説します。
 

①毎日のブラッシングを徹底する

インプラント周囲にプラーク(歯垢)が溜まると、炎症の原因になる場合があります。歯ぐきの境目を意識しながら、やさしく丁寧にブラッシングを行いましょう。

②フロスや歯間ブラシを使用する

インプラントの隙間は通常の歯ブラシでは届きにくいため、デンタルフロスや歯間ブラシの活用が効果的です。隙間の大きさに合ったサイズを選ぶことが重要です。

③定期的なメンテナンスを行う

インプラントと歯の健康を守るために、歯科医院にてメンテナンスを必ず受けて下さい。

日々の丁寧なお口のケアが、インプラントの健康を守る第一歩です。

 
 

2. インプラント治療後の正しいブラッシング方法

インプラント治療後のブラッシングは、方法を間違えるとインプラントを傷つけてしまうことがあります。そのため、正しい磨き方を身につけることが大切です。以下に、インプラント治療後の正しいブラッシング方法について解説します。
 

①きちんと歯面に当てる

歯ブラシの毛先を45度の角度で歯面に当てて、小刻みに振動させるようにして汚れを落とす。インプラント周囲のプラークを効率よく除去でき、歯ぐきへの刺激も比較的やさしいのが特徴です。

②やわらかめの歯ブラシを使う

硬い歯ブラシはインプラントや歯ぐきを傷つける可能性があります。毛先がやわらかいブラシを選びましょう。

③磨くときの力加減に注意する

インプラント部位は天然歯のように感覚が伝わりにくいため、力加減が難しいことがあります。鏡を見ながら丁寧にブラッシングしましょう。

④補助清掃用具を使用する

歯間ブラシ、デンタルフロス、タフトブラシなども使用して、汚れを落としましょう。
もしインプラント周囲の歯ぐきに赤みや腫れがある場合は、すぐに歯科医師の診察を受けましょう。
 
 

3. インプラント治療後の補助器具の活用

インプラントを長期間良好な状態で保つには、ブラッシングだけでなく補助器具の活用も不可欠です。歯ブラシが届かない部分の清掃や、より効果的なケアのために、以下のような器具の使用が推奨されます。
 

①歯間ブラシ

歯と歯の間の汚れをしっかり落とすためには、歯間ブラシの使用が効果的です。特に、自分に合ったサイズの歯間ブラシで丁寧に清掃することが大切です。

②デンタルフロス

歯間ブラシが入りにくい部分には、フロスが有効です。フロスの使用時は歯ぐきを傷つけないよう注意が必要です。

③ワンタフトブラシ

ブラシの毛先が小さく、インプラントの根元や奥歯の裏側など、磨き残しやすい部位に使いやすいのが特徴です。細かい部分の仕上げ磨きとして有効です。

④舌クリーナー

口腔内のケアは、歯だけでなく舌も大切です。舌の汚れを取り除くことで、口臭予防や口腔内の細菌を減らす効果が期待できます。

適切な補助器具を選び、毎日のケアに取り入れることで、より清潔な口腔内環境を保つようにしましょう。
 
 

4. 福島市福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックのインプラント治療

 
福島市の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックは、歯の負担を抑える『インプラント治療』を行っています。

部分入れ歯やブリッジは、歯の無くなった所を補うために、残りの健康な歯を削ったり、針金(バネ)をかける治療法です。
削られたり、針金をかけられた歯には、何も負担が無い状態に比べて大きな負担がかかっているとも言われています。
このような負担をかけることなく、残りの歯を守りながら歯が無くなった箇所を補える治療は、今のところインプラント治療しかないのです。

現在総入れ歯をお使いの方には『インプラントオーバーデンチャー(インプラント入れ歯)』のご提案も可能です。
これは、顎骨に埋め込んだインプラントに、特殊なボタンの様なものを装着し、入れ歯を固定する方法です。
入れ歯の「取り外しできる」というメリットと、インプラントの「顎骨とがっちりつながる」というメリットを組み合わせています。

インプラントについてお悩みのある方は、ぜひ福島市 福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックにご相談ください。

 
▼インプラント治療の詳細はこちら

欠損治療

 

まとめ

インプラントは、治療後も丁寧なケアを続けることが大切です。正しいブラッシングに加え、補助器具を併用することで口腔内の健康維持が期待できます。

福島市の奥州福島Premiumデンタルクリニックでは、患者さん一人ひとりに合ったセルフケアの方法をご提案しています。
福島市、福島駅周辺でインプラント治療を検討している方や、インプラント治療後のセルフケアにお悩みの方は、奥州福島Premiumデンタルクリニックへご相談ください。

 


監修
 院長・審美歯科担当 山田 恵理



福島プレミアム

▼目次

インプラント治療を検討している方の中には、「仮歯はいつ入れるの?」「治療中の見た目や食事はどうなるの?」と不安を感じている方も少なくありません。インプラント治療では歯根(インプラント体)を埋め込んでからインプラント体と顎骨がしっかり結合するまでに時間がかかるため、その間の見た目や機能を補うために仮歯や仮入れ歯が使用されます。ただし、仮歯を入れるタイミングや期間には個人差があり、状況に応じた判断が必要です。
今回は、インプラント治療中における仮歯の役割や入れる時期、使用期間、さらに治療中の注意点について整理して解説します。

 
 

1. インプラント治療中の仮歯の役割

インプラント治療では、治療の過程で仮歯や仮入れ歯を装着することがあります。
仮歯や仮入れ歯は単なる見た目の改善だけではなく、機能面でも重要な役割を担っています。
 

①見た目の改善

仮歯を入れることで、歯がない状態をカバーでき、治療中でも自然な見た目を保つことが可能です。特に前歯など目立つ部位では、患者さんの心理的な負担軽減に寄与します。

②かみ合わせを維持する

仮歯を入れることで嚙み合わせの維持が可能です。歯が無い部分が生じると、隣接する歯が移動してそのスぺ―スを埋めようとします。そのようなリスクを防止して口腔内のバランスを保つ目的で仮歯を入れることがあります。

③発音の補助

歯を失うと発音に支障をきたす場合がありますが、仮歯を装着することで発音がスムーズになり、日常会話への影響を軽減します。

④インプラント体の保護

治療部分への負担を減らし、インプラント体と顎骨の結合をスムーズにする。
 
 

2. インプラント治療で仮歯はいつ入れる?タイミングと期間

 
インプラント治療で仮歯を入れるタイミングは、治療方針や患者さんの口腔内の状態によって異なります。

一般的には、傷口が治癒した後に仮歯を装着することが多いです。
傷口が治癒するまでには1週間から10日ほどかかり、その後仮歯を装着します。

歯がない部分が多い方で審美的に支障がある場合にはオペ後に仮入れ歯を装着することもあります。
また審美性が重視される前歯部もオペ後に仮歯を装着することもあります。
すぐに仮歯を装着する場合にはインプラントに過度な力がかからないよう注意が必要です。

仮歯の使用期間は通常3か月から6か月程度が目安ですが、骨との結合(オッセオインテグレーション)の進行状況や最終補綴物の設計によって異なります。その後、最終的なかぶせ物に置き換えます。

仮歯の使用時期や期間は、患者さん一人ひとりの状態を踏まえ、歯科医師が判断します。

 

3. インプラント治療中の仮歯期間の注意点

仮歯は治療中に一時的に使用するものとはいえ、適切な使い方とケアが求められます。誤った使い方や無理な負荷をかけると、治療の進行に悪影響を及ぼす可能性があるため、以下の注意点を押さえておきましょう。

 

①硬い食べ物や粘着性のある食べ物は避ける

仮歯は強度が限られているため、硬い食べ物や粘着性のある食品を無理に噛むと、破損や脱離の原因になります。
過剰な力がかからないよう、食事の際に十分注意が必要です。

②清掃を丁寧に行う

仮歯の周囲は汚れが溜まりやすく、炎症や感染のリスクが高まります。
仮歯周辺の清掃は念入りに行いましょう。
歯科医師や歯科衛生士から正しいケア方法の指導を受けることをおすすめします。

③仮歯の不具合は早めに相談

違和感やガタつきなどを感じた場合は、自己判断せず早めに歯科医院へ相談しましょう。
小さな不具合でも、早期に対処することでインプラント本体への影響を防ぐことができます。

④仮歯を長期間使用しない

仮歯は長期使用を前提に作られていないため、勝手な自己判断で仮歯を入れたまま治療を終了しないようにしましょう。
仮歯が丈夫に感じても、長期間そのまま使用するのは避けましょう。

歯科医師の指導に従い、丁寧に取り扱うことが求められます。
 
 

4. 福島市福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックのインプラント治療

 
福島市の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックは、歯の負担を抑える『インプラント治療』を行っています。

部分入れ歯やブリッジは、歯の無くなった所を補うために、残りの健康な歯を削ったり、針金(バネ)をかける治療法です。
削られたり、針金をかけられた歯には、何も負担が無い状態に比べて大きな負担がかかっているとも言われています。
このような負担をかけることなく、残りの歯を守りながら歯が無くなった箇所を補える治療は、今のところインプラント治療しかないのです。

現在総入れ歯をお使いの方には『インプラントオーバーデンチャー(インプラント入れ歯)』のご提案も可能です。
これは、顎骨に埋め込んだインプラントに、特殊なボタンの様なものを装着し、入れ歯を固定する方法です。
入れ歯の「取り外しできる」というメリットと、インプラントの「顎骨とがっちりつながる」というメリットを組み合わせています。

インプラントについてお悩みのある方は、ぜひ福島市 福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックにご相談ください。

 
▼インプラント治療の詳細はこちら

欠損治療

 

まとめ

インプラント治療における仮歯は、見た目の回復だけでなく、さまざまな役割があります。
仮歯を入れるタイミングや期間は、口腔内の状態や治療方針によって異なります。仮歯期間中は、硬い食べ物を避ける等の注意点や口腔ケアの徹底が求められます。
福島市福島駅東口すぐの歯医者、奥州福島Premiumデンタルクリニックでは、一人ひとりの状態に合わせたインプラント治療を提供しています。
福島市でインプラント治療をご検討中の方は、奥州福島Premiumデンタルクリニックまでご相談ください。

 


監修
 院長・審美歯科担当 山田 恵理



福島プレミアム

▼目次

1. インプラントの型取りが必要な理由と重要性

2. インプラントの型取りの手順

3. インプラントの人工歯が装着されるまでの流れ

4. 福島市福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックのインプラント治療

まとめ

 
インプラント治療を成功させるためには、「型取り」がとても重要な工程になります。噛み合わせやフィット感に関わるこのプロセスは、慎重に、かつ正確に進めることが求められます。今回は、インプラント治療における型取りの重要性と手順、人工歯が装着されるまでの流れについて詳しく解説します。
 
 

1. インプラントの型取りが必要な理由と重要性

 
インプラント治療における型取りについて

インプラントの上に装着するかぶせ物が患者の口腔内に正確に適合し、自然なかみ合わせと審美性を実現するために重要な工程になります。

型取りが不十分であると、インプラントの上に装着するかぶせ物の精度が低くなり、適切な装着感が得られない場合があります。
正確な型取りが行われることで、インプラントが患者の口腔内に適合し、かみ合わせと見た目が改善されます。

型取りでは患者と術者の双方が適切な準備と注意を払うことが求められます。
患者に適した印象材を選択し、正確な型取りを行っていきます。

正確な型取りを行うために患者自身の協力も必要になります。
型取り当日はリラックスした状態で診療に臨むことが大切です。
緊張やストレスは無意識に口や顎に力を入れてしまい、型取りが不正確になる原因となることがあります。
リラックスするためには事前に深呼吸を行い、口腔内が緊張しないように心掛けることが効果的です。
また型取り中はできる限り動かないようにと指示があります。
印象材の硬化するまでに動いてしまうことで、型が歪んでしまい型取りに影響を与える可能性があります。

インプラント治療において、型取りは非常に重要な工程です。

 
 

2. インプラントの型取りの手順

 
インプラント治療の一般的な型取り方法としては、以下の手順で行われます。

最も一般的な方法は、シリコンなどの柔らかい材料を口の中に入れ、数分間固定してから取り出します。
以下に、手順を解説します。
 

① インプラント治療の型取りについて説明します

歯科医師が口腔内の状態を確認し、型取りについて説明します。応じてインプラント周囲の清掃を行います。

② 患者の口腔内に合うトレーを準備します

インプラント治療の型取りでは、当院の場合は一人一人に合った専用の個人トレーを前もって作成しています。
トレーが正確に口腔内に適合することで、型取りの精度が向上するからです。
個人トレーを使用して型取りしています。

③ 型取り

印象材をトレーに充填し、口腔内に挿入します。
印象材が硬化するまで一定期間保持して、印象材が硬化した後にトレーを慎重に口腔内から取り外します。

④ 確認

口腔内の状態を正確に型取り出来たかどうか確認します。
 
 

3. インプラントの人工歯が装着されるまでの流れ

インプラント治療では重要な工程があります。
治療の進み方を時系列で整理すると、患者さん自身も今どの段階にあるのかを把握しやすくなるでしょう。
以下に、一般的なインプラントの流れを解説します。
 

①口腔内の状態を検査する

歯科医院にて口腔内の状態を検査して、精密検査を行います。
歯周病の有無も確認します。
インプラント希望の場合、レントゲン等で骨量を確認し、インプラント治療の説明を受けます。

②インプラント体の埋入手術

顎の骨にチタン製のインプラント体を埋め込む手術を行います。

③待機期間

手術後はインプラント体が顎の骨としっかり結合するまで、約3~6ヶ月間ほど待ちます。
(個人差があるため、あくまでも目安の期間となります。)
待機期間中は定期的な診察やクリーニングを受けます。
この期間中に問題がなければ、次の工程へと進みます。

④アバットメントの装着(二次手術)

インプラント体と人工歯を連結するための土台(アバットメント)を装着します。
必要に応じて、簡単な歯肉の切開処置が行われることもあります。

⑤型取り(印象採得)

口腔内の情報を採取する型取りを行います。
ここで得られた情報をもとに、インプラントの上に装着するかぶせ物(上部構造)を製作します。

⑥人工歯の装着

完成した人工歯を口腔内に装着し、噛み合わせを確認します。

⑦メンテナンス

インプラントを入れたら終わりではありません。
インプラントを長く安定して使っていくためには、インプラントのメンテナンスは不可欠です。
3ヶ月に一回は口腔内の確認、インプラント部の確認を行い、クリーニングしていきます。
 
 

4. 福島市福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックのインプラント治療

 
福島市の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックは、『インプラント治療』を行っています。
部分入れ歯やブリッジは、歯の無くなった所を補うために、残りの健康な歯を削ったり、針金(バネ)をかける治療法です。削られたり、針金をかけられた歯には、何も負担が無い状態に比べて大きな負担がかかっているとも言われています。
このような負担をかけることなく、残りの歯を守りながら、歯が無くなった箇所を補える治療は、今のところインプラント治療しかないのです。

現在総入れ歯をお使いの方には『インプラントオーバーデンチャー(インプラント入れ歯)』のご提案も可能です。これは、顎骨に埋め込んだインプラントに、特殊なボタンの様なものを装着し、入れ歯を固定する方法です。入れ歯のメリットと、インプラントのメリットを組み合わせています。

インプラントについてお悩みのある方は、ぜひ福島市 福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックにご相談ください。
 

まとめ

インプラント治療において型取りは非常に重要な役割を果たします。
正確な型取りをすることで、患者の口腔内に正確に適合し自然なかみ合わせと審美性を期待されます。

福島市、福島駅周辺でインプラント治療を検討されている方は、奥州福島Premiumデンタルクリニックへご相談ください。

 


監修
 院長・審美歯科担当 山田 恵理



福島プレミアム

▼目次

 
 
インプラント治療は失った歯を補う有効な手段ですが、稀に「違和感がある」「痛みが続く」「噛みにくい」といった症状が現れることがあります。こうした症状が続く場合、インプラントの除去が必要になることがあります。今回は、インプラント除去が必要になる主なケースやその方法、さらに除去後の選択肢について詳しく解説します。
 
 

1. インプラントを除去する必要があるのはどんなとき?

インプラントは本来、正しくメンテナンスをしていれば長期間安定して使えるとされています。しかし、稀に何らかの原因によって体になじまなかったり、不具合が生じたりすることがあります。特に、以下のような場合には、インプラントの除去が検討されることがあります。
 

①インプラント周囲炎が進行した場合

インプラントの周囲の歯ぐきや骨が炎症を起こす「インプラント周囲炎」は、放置すると骨が溶けてしまい、インプラントを支えられなくなる場合があります。この状態では除去が必要になるケースが多く見られます。
 

②骨との結合がうまくいかなかった場合

インプラントは「オッセオインテグレーション」と呼ばれる骨との結合が重要です。術後にこの結合が成立しない、もしくは途中でゆるんでしまった場合、インプラントがぐらつくことがあり、除去が検討されることがあります。
 

③強い痛みや不快感が続く場合

神経に触れてしまった、噛み合わせに問題がある、あるいは体質に合わないなど理由は様々ですが、長期間痛みや違和感が続く場合も除去の判断材料になることがあります。
 

④インプラントの破損や脱落

インプラント本体や上部構造が折れたり壊れたりした場合、修復が困難であれば、除去を検討することがあります。
 
インプラント除去の必要性は、歯科医師による診察と検査で判断されます。痛みや不具合を我慢せず、早めに相談することが大切です。
 
 

2. インプラント除去後の対応と再治療の選択肢

インプラント除去後の重要なポイントを以下に解説します。
 

①骨や歯ぐきの治癒期間を設ける

インプラントを除去した直後は、傷口の治癒を最優先に考える必要があります。炎症や感染があった場合は、それらが完全に落ち着いてから再治療に進みます。治癒には数週間〜数ヶ月かかることもあります。
 

②骨造成(こつぞうせい)が必要な場合がある

インプラントを除去したことで骨に大きな欠損ができた場合、そのままでは再度インプラントを埋め込むのが難しいケースがあります。このような場合には「骨造成(GBRなど)」という治療を行い、骨を再生させてから再治療に進むこともあります。
 

③定期的な経過観察が大切

除去後の口腔内はデリケートな状態にあるため、定期的に歯医者で経過を見てもらうことが大切です。骨や歯ぐきの回復状況を確認しながら、次のステップに進みましょう。
 
また、インプラントを除去後の治療の選択肢を以下に解説します。
 

①再度インプラントを入れる選択肢

骨の状態が良好であれば、再びインプラントを埋入することが可能です。ただし、除去の原因が明確でなければ再治療でも同様のトラブルが起きる可能性があるため、慎重な判断が求められます。
 

②ブリッジや入れ歯への切り替え

インプラント以外の治療法として、隣の歯を支えにして人工の歯をかける「ブリッジ」や、取り外しが可能な「部分入れ歯」などの選択肢もあります。手術を避けたい場合や全身状態に不安がある場合に適しています。
 
 

3. 福島市福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックのインプラント治療

福島市の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックは、『インプラント治療』を行っています。
 
部分入れ歯やブリッジは、歯の無くなった所を補うために、残りの健康な歯を削ったり、針金(バネ)をかける治療法です。
削られたり、針金をかけられた歯には、何も負担が無い状態に比べて大きな負担がかかっているとも言われています。
このような負担をかけることなく、残りの歯を守りながら歯が無くなった箇所を補える治療は、今のところインプラント治療しかないのです。
 
現在総入れ歯をお使いの方には『インプラントオーバーデンチャー(インプラント入れ歯)』のご提案も可能です。
これは、顎骨に埋め込んだインプラントに、特殊なボタンの様なものを装着し、入れ歯を固定する方法です。
入れ歯のメリットと、インプラントのメリットを組み合わせています。
 
インプラントについてお悩みのある方は、ぜひ福島市 福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックにご相談ください。
 
 

4. まとめ

インプラントが不安定になったり、痛みや違和感が続く場合、除去が必要になることがあります。除去後は、骨や歯ぐきの状態や全身の健康状態を考慮し、その後の治療方法について歯科医師と相談することが重要です。
 
福島市、福島駅周辺でインプラントにお悩みの方は、奥州福島Premiumデンタルクリニックへご相談ください。
 
 
 


監修
 院長・審美歯科担当 山田 恵理



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インプラント治療を検討している方の中には「アバットメント」という言葉を耳にしたことがある方も多いでしょう。アバットメントがインプラント治療においてどのような役割を果たすのか、またどのような種類があるのかを知ることは、治療の理解を深める一助となります。
今回は、アバットメントの基本的な役割や種類、治療への影響、さらに装着時の注意点について詳しく解説します。
 
 

1. インプラント治療のアバットメントとは?

アバットメントは、インプラント体(人工歯根)と人工歯(上部構造)をつなぐ役割を担っています。つまり、インプラント治療において土台と歯をつなぐ重要な部分です。
 

アバットメントの役割

➀インプラント体と人工歯をしっかり固定し、噛む力を均等に伝える。
➁周囲組織と調和し、自然な見た目を提供。
➂上部構造を維持し、安定性を保つ。
 
アバットメントはインプラント治療の完成度を大きく左右するため、患者さんごとに適切な選択が求められます。
 
 

2. インプラント治療に使うアバットメントの種類と特徴

以下では、アバットメントを材質と製作方法の観点から詳しく解説します。
 

➀材質による分類

アバットメントに使用される材質にはいくつかの種類があります。それぞれの特性を活かし、患者さんの口腔環境や審美的な要求に応じて選ばれます。
 
・チタン製アバットメント
チタンは軽量で非常に強度が高い金属であり、長期的な耐久性にも優れています。
また生体親和性が高く、骨や歯茎になじみやすい特徴があります。特に、奥歯など噛む力が強くかかる部分に適しています。
 
・ジルコニア製アバットメント
ジルコニアは、白色のセラミック素材で見た目が自然歯に近いですが、チタンに比べて強度が劣りますし、費用はチタンよりも高くなります。
特に前歯に使われることが多いです。
 

➁製作方法による分類

アバットメントは、その製作方法によって既製品とオーダーメイド(カスタム)に分かれます。どちらが適しているかは、治療の状況や患者さんの要望によって異なります。
 
・既製アバットメント
既製アバットメントは、一般的な口腔形状を想定して工場で大量生産された製品です。適合性が高く、コストを抑えられるメリットがありますが、患者さんの口腔環境に完全にフィットしない場合もあります。
 
・カスタムアバットメント
カスタムアバットメントは、患者さん一人ひとりの口腔形状に合わせてオーダーメイドで製作されるアバットメントです。専用の設計と技術を用いるため、適合性が高く、快適な使用感が得られます。
 
 

3. アバットメントがインプラント治療に与える影響

アバットメントの選択は、治療結果やインプラントの長期的な成功に大きく影響します。その具体的な要素について詳しく解説します。
 

➀見た目への影響

アバットメントの材質や形状により、人工歯の見た目に違いが生じます。
ジルコニア製のアバットメントは自然な歯の色に近いため、前歯のインプラントに最適ですが、チタン製のアバットメントは見た目よりも強度を重視した治療に向いています。
 

➁噛む力への対応

適切なアバットメントを選ぶことで、噛む力を均等に伝わるようにすることに繋がります。不適切なアバットメントであった場合、インプラント体の破損や歯周組織への負担を増加させる恐れがあります。
 

➂長期的な安定性

アバットメントの素材や精度が、インプラント治療の長期的な安定性に影響します。
チタンは耐久性が高く、長期的な使用に適しています。
ジルコニアは審美性に優れていますが、強い力がかかると破損のリスクがあるため注意が必要です。
 
アバットメントの選択が患者さんの生活の質に大きく影響するため、歯科医師との十分な相談が重要です。
 
 

4. インプラント治療でアバットメントの装着で起こるトラブル

アバットメントの装着時に起こりうるトラブルとその対策について知ることで、事前の準備や適切な対応が可能になるでしょう。
 

➀アバットメントのゆるみ

アバットメントの固定が不十分な場合や、装着後に強い噛み合わせの力がかかった場合、アバットメントがゆるむことがあります。ゆるんだ状態を放置すると、人工歯の脱落やインプラント体への負担増加を招きます。
 

➁周囲の歯茎への影響

アバットメントの形状や位置が適切でない場合、周囲の歯茎に炎症や腫れを引き起こすことがあります。また、歯茎がアバットメントに接触しすぎると、清掃が難しくなり、歯周病の原因になる可能性があります。
 

➂感染や炎症

アバットメントの装着部周辺は、口腔内で最も汚れが溜まりやすい部分の一つです。装着部分の清掃が不十分だと、感染症や炎症が起きるリスクがあります。
 

➃破損やひび割れ

アバットメントにかかる力が設計上の許容範囲を超えると、材質によっては破損やひび割れが発生します。特にジルコニア製アバットメントでは、強い噛み合わせが長期間続くと破損の可能性があります。
 

➄噛み合わせの不調

アバットメントと人工歯の接続が不十分だと、噛み合わせが悪くなることがあります。この状態が続くと、噛む際の不快感や顎関節への負担が増大する可能性があります。
 
 
アバットメントはインプラント治療において欠かせない部品であり、その役割や種類、治療結果への影響を正しく理解することが重要です。材質や形状の違いが治療結果や見た目、さらには長期的な安定性に大きく影響を及ぼします。トラブルを未然に防ぐためには、事前の計画や歯科医師との密なコミュニケーションが欠かせません。
 
奥州福島Premiumデンタルクリニックでは、患者さんに合わせた丁寧な対応を心がけております。
福島市、福島駅周辺でインプラント治療に関するご相談がございましたら、お問い合わせください。
 
 


監修
 院長・審美歯科担当 山田 恵理



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▼目次

1. インプラントの被せ物が取れる原因

2. インプラントの被せ物が取れたときにしてはいけないこと

3. インプラントの被せ物が取れた時の対処法

4. インプラントが取れて再治療が必要なケース

 
 
インプラントは、自然な見た目で機能的にも優れていることから、多くの方に選ばれる治療法です。
しかし、稀にインプラントの被せ物(クラウン)が何度も取れてしまうトラブルが発生する場合があります。
ここでは、インプラントの被せ物が取れる原因から対処法、再治療が必要なケースについて詳しく解説します。
 
 

1. インプラントの被せ物が取れる原因

インプラントの被せ物が取れてしまう主な原因について、以下に解説します。
 

①ネジの緩み

インプラントの土台と被せ物をつなぐネジが、何らかの理由で緩むと被せ物が外れやすくなります。
ネジが不安定な状態で噛む力がかかり続けると、ネジの摩耗や破損のリスクも高まります。最終的にはインプラント自体の寿命を縮めてしまうこともあるため、早めに対処する必要があります。
 

②セメントの劣化

被せ物を固定するために使用されるセメント(接着剤)が劣化すると、インプラントの固定力が低下し、被せ物が外れやすくなることがあります。
 

③噛み合わせの不調

噛む力のバランスが偏っていると、インプラントに過度な力が加わり、被せ物が取れる原因になります。
 

④歯ぎしりや食いしばりの癖

日常的な歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、インプラントに必要以上の負荷がかかりやすく、被せ物が取れやすくなります。
この癖が原因で被せ物が取れる場合、噛み合わせの調整やナイトガード(歯ぎしり防止用マウスピース)の装着が推奨されることもあります。
ナイトガードを使うことで、睡眠中にインプラントにかかる負荷を軽減し、被せ物の安定性を維持できます。
 

⑤インプラント本体の不具合

インプラント本体が周囲の骨としっかり結合していない場合も、被せ物が安定しない原因となります。特にインプラントの埋め込みが不十分であると、被せ物が外れやすくなります。
 
 

2. インプラントの被せ物が取れたときにしてはいけないこと

インプラントの被せ物が取れてしまったとき、焦って自己判断で対処すると、かえって状況が悪化する可能性があります。
被せ物が取れときに避けるべき行動を以下に解説します。
 

➀自分で再装着しようとする

取れた被せ物を自分で無理に戻そうとすると、インプラントや被せ物自体が損傷する可能性があります。
被せ物の固定には専門的な技術と道具が必要なので、必ず歯科医師に相談しましょう。
 

➁接着剤で着ける

市販の接着剤やボンドで被せ物を固定しようとするのは控えましょう。
接着剤がインプラント本体や周囲の歯に影響を及ぼす場合もあるため、絶対に使用しないでください。
 

➂取れた状態のまま長期間放置する

被せ物が取れたまま放置すると、インプラントや周囲の歯に余計な負担がかかり、他の問題を引き起こすことがあります。
もし取れてしまった場合には、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。
 
 

3. インプラントの被せ物が取れた時の対処法

インプラントの被せ物が取れたときは、以下のように対処しましょう。
 
 

➀取れた被せ物を保管する

取れた被せ物は清潔なティッシュや袋に包み、歯科医院に持参しましょう。
被せ物が破損していない場合は再装着が可能なケースも多いため、必ず保管しておきましょう。
 

➁早めに歯科医院へ連絡する

被せ物が取れたら、できるだけ早く歯科医院へ連絡して診察を受けましょう。
早めの対応により、トラブルの拡大を防ぐことができます。
 

➂噛む際に注意する

被せ物が取れたインプラント部分に噛む力がかからないように、注意しながら食事を摂ることが大切です。
無理に噛むとインプラント本体にダメージを与える可能性があるため、できるだけ反対側で食べるよう心がけましょう。
 
 

4. インプラントが取れて再治療が必要なケース

インプラントの被せ物が取れた場合、状態によっては再治療が必要になることもあります。
再治療が必要になるケースについて解説します。
 

➀インプラント本体が不安定な場合

インプラント本体が骨としっかり結合していない場合、再治療が必要です。
このようなケースでは、インプラントを一旦取り外して骨の状態を確認し、必要に応じて骨移植などを行ってから再度埋入することがあります。
 

➁被せ物やネジが破損した場合

被せ物やインプラントのネジが破損している場合は、再度製作が必要です。
破損した部分を交換し、新しい被せ物を装着することになるでしょう。
 

➂周囲の骨が弱っている場合

周囲の骨が弱くなってインプラントの安定性が保てない場合、骨の再生を促す治療が行われることがあります。
また、骨移植が必要な場合には、通常の治療よりも期間と費用がかかりますが、骨の状態を整えることでインプラントの長期的な安定に繋がります。
 

➃噛み合わせが原因で繰り返し外れる場合

噛み合わせが原因で頻繁に取れる場合は、噛み合わせの調整が必要です。噛み合わせの調整をすることで、負荷が分散され、再発を防ぐことができます。また、歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合には、マウスピースの装着が提案されることもあります。
 
 
インプラントの被せ物が何度も取れる原因には、ネジの緩みや噛み合わせの問題、周囲の骨の状態などさまざまな要因があります。
取れてしまった場合には、自分で再装着を試みるのではなく、早めに歯科医院に相談し、適切な処置を受けることが重要です。
また、インプラントが取れたまま放置すると悪化する恐れがあるため、被せ物が取れた場合には早急に対処しましょう。
 
インプラント治療は、見た目の自然さや噛む機能の回復といった利点がある一方で、適切なケアや定期的なメンテナンスが求められます。
特に再治療が必要な場合には、原因に応じた対策を行うことで、長期にわたり快適にインプラントを使用できるようになります。
福島市、福島駅周辺でインプラント治療にお悩みの方は、奥州福島Premiumデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。
 
 


監修
 院長・審美歯科担当 山田 恵理



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