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食事中に歯がズキッと痛んだり、冷たい飲み物がしみたりする場合、それは「歯の根(歯根)」にひびが入っているサインかもしれません。歯根のひび割れは、初期の段階では症状に気づきにくいことが多いものの、進行すると痛みや腫れが生じることがあります。さらに、ひびが深く広がると、抜歯が必要となるケースもあります。
今回は、歯の根にひびが入った際の初期症状や、根管治療による保存が可能なケース・そうでないケースの違いについて、わかりやすく整理してご紹介します。

 
 

1. 歯の根のひびは治せない?初期症状と見分け方

 
歯の根(歯根)にひびが入ると、ひびが浅くても症状が現れることがあります。しかし、自覚しにくいため、気づかずに放置されてしまうケースも少なくありません。進行すると痛みや腫れなどの症状が強くなり、治療が複雑になることもあります。以下のような初期症状に心当たりがある場合は、早めの受診が推奨されます。

 

①噛んだときの鋭い痛み

食事中に特定の歯で噛んだ際に一瞬ズキッと痛むような感覚がある場合、ひび割れに圧力がかかっている可能性があります。

➁冷たい・熱いものでしみる

歯の神経が刺激を受けることで、温度変化によってしみるような違和感を覚えることがあります。むし歯がないのにしみる場合は、歯の内部にひびが生じている可能性があります。

➂歯ぐきの腫れや膿の出口ができる

歯根のひびから細菌が侵入し、炎症を起こすと、歯ぐきに小さな膨らみができることがあります。これは「フィステル(歯ぐきにできる膿の出口)」と呼ばれ、慢性炎症があるサインです。

④歯が浮いたような違和感

炎症が強くなると、歯が浮いているような感覚や噛み合わせの違和感を感じることがあります。

⑤見た目に異常がなくても違和感が続く

外見では異常が見られないにもかかわらず、痛みや違和感が続く場合は、歯の内部でひびが進行している可能性があります。

これらの症状に気づいた際には、できるだけ早く歯医者での診察を受けることで、症状の悪化を防げる可能性があります。

 
 

2. 根管治療で対応が検討されるケースと治療法

 
歯の根にひびがあっても、必ずしも抜歯になるとは限りません。ひびの深さや位置、進行の程度によっては、根管治療(歯の神経を除去し、内部を清掃・密封する処置)により、歯の保存が検討できるケースもあります。以下に、根管治療で対応可能とされることがあるケースをご紹介します。

①ひびが浅く、歯ぐきの上で止まっている

ひびが歯冠部や歯ぐきの上にとどまっているような場合は、根管治療と補綴処置(クラウンなど)により、機能回復が図られることがあります。

➁歯の根の上部に限定されたひび

ひびが歯根の上の方にとどまり、根の先端(根尖)まで及んでいないケースでは、内部の感染を取り除くことで症状の改善が期待されます。炎症が軽度であれば、治療後に日常的な使用に耐える状態に回復できることもあります。

➂痛みはあるが、膿や歯の動揺が見られない

痛みがあるものの、歯ぐきに膿の出口がない、歯がぐらつかないといった状態であれば、根管治療による保存処置が検討されることがあります。内部の炎症を抑えることが治療のポイントとなります。

④精密検査でひびの範囲が明確に把握できる

マイクロスコープ(拡大鏡)や歯科用CTなどの機器を用いることで、ひびの深さや位置がより正確に確認でき、治療計画が立てやすくなります。視診では見つけにくい微細なひびも、こうした装置で把握されることがあります。

⑤歯の構造が補綴処置で補強可能な状態である

歯の残存量が十分であれば、クラウンなどの補綴処置によって咬む力の負担を分散する設計をおこない、歯の機能を維持できるケースもあります。

このように、歯の根のひびも早い段階で適切に対応すれば、歯の機能を維持できる可能性があります。状態に合った方法を見極めることが大切です。

 

3. 根管治療が難しいとされるケースと治療の選択肢

歯の根(歯根)に入ったひびは、すべてが根管治療で対応できるわけではありません。ひびの深さや炎症の進行状況によっては、根管治療による保存が難しく、抜歯などの他の処置が検討されることもあります。ここでは、根管治療が困難と判断されやすいケースと、その際に選択される治療法についてご紹介します。
 

①痛みや腫れが繰り返される場合

ひびが歯根の深部にまで達していると、治療後に痛みや腫れといった症状が続くことがあります。これは、感染や炎症が根の先端にまで及んでいる可能性があるためです。そのような場合、根管治療による保存が難しいと判断されることもあり、他の治療方法の検討が必要になるケースもあります。

➁歯ぐきに膿の出口(フィステル)がある

歯根部から感染が拡がり、歯ぐきに排膿のための出口ができる場合は、炎症が長期にわたって続いている可能性があり、歯の保存について慎重な判断が求められます。

➂歯の根が縦に割れている「垂直破折」

歯根が縦方向に完全に割れてしまっている状態を「垂直破折」と呼びます。このようなひび割れは構造的な損傷が大きく、感染のリスクも高まるため、保存治療では対応が困難の1つとされています。

④歯がグラグラする(動揺がある)

歯の揺れがある場合、歯を支える骨や歯根膜にまで影響が及んでいる可能性があります。ひびの進行により、歯の安定性が失われていると、根管治療後も機能維持が難しいことがあります。

⑤レントゲンやCTで骨の吸収が見られる

画像診断において、歯の周囲の骨に黒く抜けた部分(透過像)が確認される場合、炎症が骨まで進行している可能性があります。このようなケースでは、感染のコントロールが難しくなることがあります。

このような所見がある場合には、歯の保存が難しいと判断されることもあり、症状の進行を抑えるために抜歯を含めた他の治療方法が検討されることがあります。治療方針は、口腔内の状態や検査結果を踏まえて歯科医師が総合的に判断します。気になる違和感がある場合は、早めに歯科医院へ相談されることが大切です。

 
 

4. 福島駅東口すぐの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックの根管治療

 
福島市・福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックは、歯を残すことに特化した根管治療を提供しています。マイクロスコープを用いた精密治療で患者さんの大切な歯を守ります。

歯を残すためには今ある歯を正しく診査・診断した上で治療方針を決定する必要があります。そのためには治療前にレントゲン・CT撮影や口腔内の温痛、冷通、打診痛などの検査、患者さんご自身からのヒアリングなど診査・診断を丁寧に行います。その結果を元に患者さんの生涯のお口の健康を考えた治療法を提案いたします。

また、根管治療を成功に導くためには歯と歯周組織に細菌感染が再び起こらない環境で治療を行う必要があります。そのために器具は滅菌済みや使い捨て(新品)を使用し、ラバーダムという特殊なゴムで唾液による細菌感染を防ぐなど「無菌的環境下」で治療を行うことも大切です。

「かかりつけの歯科医院で抜歯が必要と言われた」「歯の根の治療(根管治療)を何回も繰り返している」「治療後に歯や歯茎にずっと違和感がある」など、自分のお口に不安がある方は是非一度奥州福島Premiumデンタルクリニックにご相談ください。

 
▼詳細はこちらのページから

歯髄回復治療

抗菌性根充法


 

まとめ

歯の根にひびが入ってしまった場合でも、必ずしも抜歯が必要になるとは限りません。ひびの深さや位置、炎症の進行状況によっては、保存を前提とした治療が検討されることもあります。一方で、ひびが深く感染が広がっている場合には、抜歯を含む治療方針が選択される可能性もあります。
早期の発見と適切な診断が、歯の機能を長く維持するうえで重要です。福島市・福島駅東口周辺で根管治療に関してお悩みの方は、奥州福島Premiumデンタルクリニックまでご相談ください。

 



監修

奥州福島Premiumデンタルクリニック
TOKU根管治療専門室 鈴木篤太郎



福島プレミアム

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歯の根の奥深くにある「根管(こんかん)」に感染が起こった際、歯を残すために行われるのが根管治療です。しかし、その根管は非常に細く複雑な形をしており、肉眼での確認は困難です。そこで、最近注目されているのが「マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)」を使用した治療法です。マイクロスコープは視野を大きく拡大できるため、精密な処置が可能になりますが、一方で導入していない歯科医院も存在します。今回は、マイクロスコープの基本情報と、根管治療におけるその必要性について整理します。

 
 

1. マイクロスコープとは?根管治療における必要性

 
マイクロスコープとは、歯科治療の現場で使用される高倍率の顕微鏡です。根管のように狭く暗い部分を明るく拡大して見ることができるため、近年では多くの歯科医師が治療の精度を上げる目的で導入しています。

 

①高倍率での可視化が可能

肉眼では見えないような微細な部分を最大で20倍程度まで拡大でき、根管内の汚れやヒビ割れなどを視認しやすくなります。

②治療の精度が向上が期待

見えにくい部位も拡大して見やすくなるため、取り残しによる再発リスクが低くなります。特に複雑な根管構造を持つ奥歯での効果が大きいとされています。

③治療ミスのリスク軽減

マイクロスコープを使用し拡大して見ることで、根管内の器具の破折や根の穿孔といった事故のリスクが軽減につながる可能性もあります。

④記録・説明にも役立つ

カメラ付きのマイクロスコープでは、治療の様子を録画・撮影できるため、患者さんへの説明や記録保管にも活用できます。

マイクロスコープは、高度な技術が求められる根管治療において、治療精度と予後の安定性を高めるための重要な機材です。

 
 

2. マイクロスコープを使った根管治療のメリットとデメリット

 
マイクロスコープを用いた根管治療には、さまざまなメリットがありますが、すべてのケースで万能というわけではありません。ここでは、使用による代表的なメリットとデメリットを整理します。

《メリット》

①歯を残せる可能性が高くなる

細かな構造の確認ができることで、抜歯せずに歯を保存できる可能性が高まります。これは特に奥歯の治療で大きな効果を発揮します。

②処置の信頼性向上

歯科医師にとっても処置の精度が格段に上がるため、患者さんにとっても安心材料となるかもしれません。小さな部分まで見やすくなることで、迷いや勘に頼った処置が減ります。

《デメリット》

①治療費が高額になる場合がある

マイクロスコープを用いた治療は、設備費や技術料が加算される場合があり、保険適用外での治療になると費用が高くなることがあります。

②治療時間が長くなることもある

丁寧で慎重な処置が求められる分、1回あたりの治療時間が長くなる場合があります。ただし、結果として再治療リスク軽減につながるというメリットもあります。

③導入していない医院もある

すべての歯科医院にマイクロスコープが導入されているわけではないため、希望する場合は対応可能な医院を探す必要があります。

以上のように、マイクロスコープには多くのメリットがありますが、治療計画や予算に応じて選択が求められます。

 

3. 外科的歯内療法(外科的根管治療)のマイクロスコープの応用

一般的な根管治療の処置で治癒しない場合、「意図的再植」や「歯根端切除術」などの外科的歯内療法が必要となるケースがあります。
外科的歯内療法でマイクロスコープを使用する理由は以下です。

 

①視野の拡大と精密な操作

マイクロスコープは肉眼の数倍から数十倍に拡大でき、微細な構造(根尖部、破折線、副根管など)を視認できます。これにより、以下のような精密操作が期待できます。
・小さな根尖孔の特定と清掃
・クラックや穿孔部の早期発見
・根尖病変部の的確な除去

②治療の成功率向上

マイクロスコープの使用により、感染源の取り残しや不適切な封鎖のリスク軽減や、再発リスク軽減につながり、治療の成功率を高めることが期待されます。

③保存可能な歯を見極める

一見抜歯適応と思われる歯も、マイクロスコープで破折の範囲や歯根の状態を正確に把握することで、保存の可能性を判断できる場合があります。

④歯周・骨組織への侵襲を最小限に

患部を正確に特定することで、切開範囲や骨の削除量を最小限に抑え、術後の腫れや痛みも軽減されやすくなります。

⑤記録・説明ツールとしても有用

マイクロスコープにはカメラ機能が備わっているため、術中記録の保存や患者さんへの説明(ビジュアルによる理解促進)も可能になります。

 
 

4. 福島駅東口すぐの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックの根管治療

 
福島市・福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックは、歯を残すことに特化した根管治療を提供しています。マイクロスコープを用いた精密治療で患者さんの大切な歯を守ります。

歯を残すためには今ある歯を正しく診査・診断した上で治療方針を決定する必要があります。そのためには治療前にレントゲン・CT撮影や口腔内の温痛、冷通、打診痛などの検査、患者さんご自身からのヒアリングなど診査・診断を丁寧に行います。その結果を元に患者さんの生涯のお口の健康を考えた治療法を提案いたします。

また、根管治療を成功に導くためには歯と歯周組織に細菌感染が再び起こらない環境で治療を行う必要があります。そのために器具は滅菌済みや使い捨て(新品)を使用し、ラバーダムという特殊なゴムで唾液による細菌感染を防ぐなど「無菌的環境下」で治療を行うことも大切です。

「かかりつけの歯科医院で抜歯が必要と言われた」「歯の根の治療(根管治療)を何回も繰り返している」「治療後に歯や歯茎にずっと違和感がある」など、自分のお口に不安がある方は是非一度奥州福島Premiumデンタルクリニックにご相談ください。

 
▼詳細はこちらのページから

歯髄回復治療

抗菌性根充法


 

まとめ

根管治療においてマイクロスコープの使用は、治療の正確性や歯の保存率を高めるための有効な手段です。特に複雑な根管構造の場合には、再発防止やトラブルの予防にもつながります。ただし、費用や医院の対応に差があるため、導入医院を選ぶ際にはしっかりと情報収集と相談を行うことが大切です。

福島市、福島駅周辺で根管治療におけるマイクロスコープの使用をご検討の方は、奥州福島Premiumデンタルクリニックまでお問い合わせください。

 



監修

奥州福島Premiumデンタルクリニック
TOKU根管治療専門室 鈴木篤太郎



福島プレミアム

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インプラント治療を受けるにあたって、「いつから普通に噛めるようになるのか?」という疑問を持つ方はいるのではないでしょうか。見た目や機能の回復が期待できるインプラント治療ですが、手術後すぐに何でも食べられるわけではありません。インプラントを使ってしっかり噛めるようになるには、回復に合わせて少しずつ慣れていく期間が必要です。また、食事に関しても注意点がいくつかあり、誤った対応をすると予後に影響を及ぼす可能性もあります。今回は、インプラント治療後に噛めるようになるまでの流れや、天然歯と同じような咀嚼が可能になるのか、さらには食事における注意点について解説します。

 
 

1. インプラント治療後に噛めるようになるまでの流れ

インプラント治療の進行は、手術を受けて終わりというわけではなく、噛む力が安定するまでにある程度時間がかかるのが一般的です。個人の体調や骨の状態などによっても差がありますが、以下のような流れで治癒が進むケースが多く見られます。
 

①手術直後すぐは刺激を避けた食事を

インプラントを埋め込んだ直後は、出血や腫れを防ぐ目的で、咀嚼を控えるよう指導されることがあります。この期間中は、流動食ややわらかい食事を取り入れ、できる限り手術部位への刺激を避けましょう。

➁術後1週間ほどはやわらかい食事を中心に

術後数日から1週間程度は、腫れや痛みが落ち着いてくるタイミングとされ、豆腐、おかゆ、スープなど、咀嚼の負担が少ない食品を中心に食事が進められることが多いでしょう。刺激物、硬いものや熱い食事は、状態に応じて控えるよう指導される場合もあります。

➂インプラントと骨の結合期間が必要

インプラント体が骨としっかり結合するまでには一定の期間を要します。ケースによりますが3〜6か月程度かかることが多いです。

④仮歯や最終的な人工歯の装着後、徐々に咀嚼を再開

骨とインプラント体の結合が確認されると、仮歯や最終的な上部構造(人工のかぶせもの)が装着され、徐々に通常の食事に戻っていきます。すぐに硬いものを噛むのではなく、やわらかいものから少しずつ慣らしていくことが推奨されるでしょう。

⑤定期的な診察で経過を確認

インプラント治療後も、噛み合わせやインプラント周囲の状態を定期的にチェックすることが推奨されます。嚙み合わせのずれや違和感があれば、早期に診察を受けましょう。

インプラント治療は、治癒期間を考慮した上で、計画的に嚙み合わせの機能を回復させていくことが大切です。
 
 

2. インプラントは天然歯と同じように噛めるようになる?

インプラントは、見た目や機能面で天然歯に近づけることを目指した治療法ですが、実際にどの程度「天然歯と同じように噛める」と感じられるかは、患者さんごとに異なることがあります。
 

①見た目は自然に近い仕上がりが期待される

上部構造(人工のかぶせもの)は、色や形状を周囲の歯に合わせて作製されるため、自然な外観を得やすいとされています。さらに、顎の骨に固定されることで、食事中にズレたり動いたりすることは少ないとされています。

➁咀嚼力の回復には時間がかかる場合もある

インプラントには天然歯にある「歯根膜」がないため、噛んだときの細かな感覚には差があると感じることもあります。そのため、天然歯と全く同じ感覚で噛めるとは限らず、徐々に慣れていく期間が必要になるケースもあります。

➂硬いものでも噛める可能性がある

インプラントが骨としっかり結合し、上部構造が装着されると、硬めの食材(りんご、パンの耳など)も噛めるようになることがあります。ただし、力の入れ方や噛む方向によっては負担となることもあるため、慎重に様子を見る必要もあるでしょう。

④インプラント周囲の組織の影響

インプラントはむし歯にはなりませんが、歯ぐきやその周囲の組織が炎症を起こすと、噛みにくさにつながることがあります。インプラントを使い続けるためには、歯みがきやフロスなどによる日常的なケアを続けて、周囲の清潔を保つことが大切です。

天然歯と同じように噛めるかどうかは、治療の進み方や慣れや周囲の歯ぐきの状態にも左右されるため、焦らず段階を追って噛む力を取り戻していきましょう。
 
 

3. インプラント治療後の食生活で気を付けること

インプラントを長く使い続けるためには、日常の食生活にも配慮が求められる場合があります。以下に、日常生活での注意点を説明します。
 

①硬すぎる食材には注意が必要

せんべい、ナッツ、ガム、キャラメルのような食品は、噛む力が集中しやすく、インプラントや人工歯への負荷がかかる可能性があります。噛み方やタイミングに配慮しながら、必要に応じて控える対応がとられることもあります。

②片側で噛む習慣を避ける

無意識にインプラントと反対側だけで噛む癖がついてしまうと、咬合のバランスに偏りが出る場合があります。両側をバランスよく使う意識を持つことが、インプラントや周囲の歯にかかる負担を分散させることにつながるとされています。

➂初期は柔らかいものから慣らしていく

治療後しばらくは、粘膜や骨が落ち着くまで刺激の少ない食事が推奨されます。回復状況を見ながら、徐々に通常の食事に戻しましょう。

④定期的な受診で咬合や衛生状態を確認

噛み合わせの変化や人工歯の状態、清掃のしやすさなどを歯科医院で確認してもらうことで、問題の早期発見や対処が可能になります。食事の内容や食べ方に不安がある場合も、受診時に相談するとよいでしょう。

インプラントを良好な状態で維持していくためには、日々の食事やケアを無理のない範囲で見直しながら、継続的に取り組むことが求められます。
 
 

4. 福島駅東口すぐの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックのインプラント治療

 
福島市の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックは、『インプラント治療』を行っています。

部分入れ歯やブリッジは、歯の無くなった所を補うために、残りの健康な歯を削ったり、針金(バネ)をかける治療法です。削られたり、針金をかけられた歯には、何も負担が無い状態に比べて大きな負担がかかっているとも言われています。

このような負担をかけることなく、残りの歯を守りながら、歯が無くなった箇所を補える治療は、今のところインプラント治療しかないのです。

現在総入れ歯をお使いの方には『インプラントオーバーデンチャー(インプラント入れ歯)』のご提案も可能です。これは、顎骨に埋め込んだインプラントに、特殊なボタンの様なものを装着し、入れ歯を固定する方法です。入れ歯のメリットと、インプラントのメリットを組み合わせています。

インプラントについてお悩みのある方は、ぜひ福島市 福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックにご相談ください。
 
▼インプラント治療の詳細はこちら

欠損治療

 

まとめ

インプラント治療後に「いつから噛めるようになるか」「どんな食べ物に気を付けるべきか」といった疑問を持つ方は少なくありません。咀嚼機能の回復は段階的に進むことが多く、術後すぐに硬いものを食べられるとは限りません。また、天然歯と同じような感覚で噛めるようになるかどうかも、個人差があります。日常の食生活では、刺激や咬合圧の強い食品を慎重に取り入れるとともに、定期的なメンテナンスで状態を確認することが望まれます。

福島市、福島駅周辺でインプラント治療でお悩みの方は、奥州福島Premiumデンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。

 


監修
 院長・審美歯科担当 山田 恵理



福島プレミアム

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むし歯が深くまで進行したときに必要となる「根管治療」。神経を取り除き、歯の根の内部を清掃・消毒する重要な処置ですが、「1回で終わるのか?」「なぜ何度も通う必要があるのか?」といった疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。実際には数回かかることが一般的ですが、近年では、治療技術の進化により1回で完了する方法も登場しています。今回は、根管治療の基本から治療回数がかかる理由、1回で終わる治療法について丁寧に解説していきます。

 
 

1. 根管治療は1回で終わる?基本の治療回数

 
根管治療とは、歯の内部にある神経(歯髄)が炎症や感染を起こした際に、神経を取り除いて内部を清掃・消毒し、最終的に薬剤で密封する治療です。治療回数は1回で終わるケースもありますが、一般的には複数回にわたることが多くなっています。

 

①根管の形状が複雑な場合

根管は真っすぐではなく曲がっていたり枝分かれしていたりするため、1回で完全に清掃・消毒するのは難しいことがあります。

②感染の程度が強い場合

根管内に強い感染があると、消毒に時間がかかり、何度か薬剤を入れ替えながら慎重に処置を進める必要があります。

③再治療が必要な場合

過去に治療した歯が再び痛み出した場合、古い薬剤を除去して再治療を行うことがあり、この場合も複数回かかることが多いです。

④治療後の経過観察が必要な場合

症状が改善しているかどうかを確認するために、数日あけて経過を見てから次のステップに進むこともあります。

このように、根管治療には歯の状態に応じて柔軟な対応が必要であり、必ずしも1回で終わるわけではありません。

 
 

2.根管治療の通院が何回も必要な理由とは?治療の流れと注意点

 
「なぜそんなに通院しなければならないのか」と疑問に思う方も少なくありませんが、根管治療には正確さと清潔さが求められるため、慎重なステップが不可欠です。
 

①初診と診断

まずレントゲン検査などで歯の状態を正確に把握し、根管の数や形、感染の広がり具合を確認します。

②感染部位の除去

むし歯や感染した歯髄を除去し、根管内を専用の器具で広げながら清掃します。細菌が残らないようにすることが重要です。

③薬剤による消毒

根管内に薬剤を入れて消毒し、細菌の再繁殖を防ぎます。この工程を複数回繰り返すことがあります。

④仮封と経過観察

処置後は仮のフタをして症状が改善するかを観察します。痛みや腫れが引くまで治療を次に進めないことがあります。

⑤根管充填と最終修復

感染が取り除かれたら、根管内を薬剤で密封し、その後に被せ物を装着して治療が終了します。

このように、1本の歯の根を治療するには非常に繊細な技術と時間が必要であり、通院回数が増えるのはそのためです。

 

3.根管治療を1回で終わらせる治療法と選択のポイント

近年では、歯科医療の技術や機器の進歩により、1回で終了する「根管治療」が選択肢として広がりつつあります。これは従来の複数回にわたる治療に比べて短期間で終わるため、患者さんの負担を大きく軽減できるメリットがあります。
 

①CTやマイクロスコープを活用した精密治療

歯科用CTやマイクロスコープ(顕微鏡)を用いることで、根管の形状や感染の範囲を立体的かつ高精度に把握できます。これにより、1回の治療でも的確に処置を行うことが可能になります。

➁ラバーダム防湿による感染予防

治療中に唾液が根管内に入らないよう、ラバーダムと呼ばれるゴム製のシートを使用して口腔内を隔離することで、再感染を防ぎやすくなります。

➂最新の器具と薬剤の使用

根管内をすばやく洗浄・消毒できる高性能な器具や、殺菌力の高い薬剤を使用することで、1回でも十分な除菌効果を得られるようになっています。

④治療対象となる症例の限定

ただし、すべての根管治療が1回で完了できるわけではありません。感染が重度の場合や、根の形が複雑な場合には従来の複数回の治療が適用されるケースもあります。

⑤費用と保険の違いを理解する

1回で終わる治療は自費診療となるケースが多く、保険診療と比べて費用が高額になることがあります。事前に費用や治療内容について丁寧な説明を受けることが大切です。

1回で終わる治療は大きなメリットもありますが、歯の状態によっては適応できないケースもあるため、信頼できる歯科医師と十分に相談して選択しましょう。

 
 

4. 福島駅すぐの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックの根管治療について

 
奥州福島Premiumデンタルクリニックは、歯を残すことに特化した根管治療を提供しています。マイクロスコープを用いた精密治療で患者さんの大切な歯を守ります。

歯を残すためには今ある歯を正しく診査・診断した上で治療方針を決定する必要があります。そのためには治療前にレントゲン・CT撮影や口腔内の温痛、冷通、打診痛などの検査、患者さんご自身からのヒアリングなど診査・診断を丁寧に行います。その結果を元に患者さんの生涯のお口の健康を考えた治療法を提案いたします。

また、根管治療を成功に導くためには歯と歯周組織に細菌感染が再び起こらない環境で治療を行う必要があります。そのために器具は滅菌済みや使い捨て(新品)を使用し、ラバーダムという特殊なゴムで唾液による細菌感染を防ぐなど「無菌的環境下」で治療を行うことも大切です。

「かかりつけの歯科医院で抜歯が必要と言われた」「歯の根の治療(根管治療)を何回も繰り返している」「治療後に歯や歯茎にずっと違和感がある」など、自分のお口に不安がある方は奥州福島Premiumデンタルクリニックにご相談ください。

 
▼詳細はこちらのページから

歯髄回復治療

抗菌性根充法


 

まとめ

根管治療は、歯の状態によって1回で終わることもあれば、複数回にわたることもあります。治療を成功させるためには、根管内部を徹底的に清掃・消毒し、細菌の再繁殖を防ぐことが欠かせません。技術の進歩により、マイクロスコープやCTを用いた精密な治療が可能となり、短期間での治療も行われています。

福島駅周辺で根管治療についてお悩みの方、また、1回で治療が完了する根管治療についてご質問がある方は奥州福島Premiumデンタルクリニックまでお問い合わせください。

 



監修

奥州福島Premiumデンタルクリニック
TOKU根管治療専門室 鈴木篤太郎



福島プレミアム

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インプラント治療は、失った歯を補う選択肢のひとつとして、多くの患者さんに選ばれています。ただし、インプラントは「インプラントしたら終わり」ではありません。インプラント後のセルフケアとメンテナンスが重要です。治療後のセルフケアが不十分だと、インプラント周囲の歯ぐきに炎症が起こる「インプラント周囲炎」などのトラブルを招くことがあります。今回は、インプラントを長く使い続けるために重要な、日常のセルフケアの方法について解説します。

 
 

1. インプラント治療後のセルフケアの基本

インプラントは人工物であるため、むし歯にはなりませんが、周囲の歯ぐきや骨が炎症を起こす「インプラント周囲炎」には注意が必要です。そのため、治療後も天然の歯と同じように、丁寧なセルフケアと歯科医院でのメンテナンスが欠かせません。以下に、インプラント治療後のお口のケアについて解説します。
 

①毎日のブラッシングを徹底する

インプラント周囲にプラーク(歯垢)が溜まると、炎症の原因になる場合があります。歯ぐきの境目を意識しながら、やさしく丁寧にブラッシングを行いましょう。

②フロスや歯間ブラシを使用する

インプラントの隙間は通常の歯ブラシでは届きにくいため、デンタルフロスや歯間ブラシの活用が効果的です。隙間の大きさに合ったサイズを選ぶことが重要です。

③定期的なメンテナンスを行う

インプラントと歯の健康を守るために、歯科医院にてメンテナンスを必ず受けて下さい。

日々の丁寧なお口のケアが、インプラントの健康を守る第一歩です。

 
 

2. インプラント治療後の正しいブラッシング方法

インプラント治療後のブラッシングは、方法を間違えるとインプラントを傷つけてしまうことがあります。そのため、正しい磨き方を身につけることが大切です。以下に、インプラント治療後の正しいブラッシング方法について解説します。
 

①きちんと歯面に当てる

歯ブラシの毛先を45度の角度で歯面に当てて、小刻みに振動させるようにして汚れを落とす。インプラント周囲のプラークを効率よく除去でき、歯ぐきへの刺激も比較的やさしいのが特徴です。

②やわらかめの歯ブラシを使う

硬い歯ブラシはインプラントや歯ぐきを傷つける可能性があります。毛先がやわらかいブラシを選びましょう。

③磨くときの力加減に注意する

インプラント部位は天然歯のように感覚が伝わりにくいため、力加減が難しいことがあります。鏡を見ながら丁寧にブラッシングしましょう。

④補助清掃用具を使用する

歯間ブラシ、デンタルフロス、タフトブラシなども使用して、汚れを落としましょう。
もしインプラント周囲の歯ぐきに赤みや腫れがある場合は、すぐに歯科医師の診察を受けましょう。
 
 

3. インプラント治療後の補助器具の活用

インプラントを長期間良好な状態で保つには、ブラッシングだけでなく補助器具の活用も不可欠です。歯ブラシが届かない部分の清掃や、より効果的なケアのために、以下のような器具の使用が推奨されます。
 

①歯間ブラシ

歯と歯の間の汚れをしっかり落とすためには、歯間ブラシの使用が効果的です。特に、自分に合ったサイズの歯間ブラシで丁寧に清掃することが大切です。

②デンタルフロス

歯間ブラシが入りにくい部分には、フロスが有効です。フロスの使用時は歯ぐきを傷つけないよう注意が必要です。

③ワンタフトブラシ

ブラシの毛先が小さく、インプラントの根元や奥歯の裏側など、磨き残しやすい部位に使いやすいのが特徴です。細かい部分の仕上げ磨きとして有効です。

④舌クリーナー

口腔内のケアは、歯だけでなく舌も大切です。舌の汚れを取り除くことで、口臭予防や口腔内の細菌を減らす効果が期待できます。

適切な補助器具を選び、毎日のケアに取り入れることで、より清潔な口腔内環境を保つようにしましょう。
 
 

4. 福島市福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックのインプラント治療

 
福島市の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックは、歯の負担を抑える『インプラント治療』を行っています。

部分入れ歯やブリッジは、歯の無くなった所を補うために、残りの健康な歯を削ったり、針金(バネ)をかける治療法です。
削られたり、針金をかけられた歯には、何も負担が無い状態に比べて大きな負担がかかっているとも言われています。
このような負担をかけることなく、残りの歯を守りながら歯が無くなった箇所を補える治療は、今のところインプラント治療しかないのです。

現在総入れ歯をお使いの方には『インプラントオーバーデンチャー(インプラント入れ歯)』のご提案も可能です。
これは、顎骨に埋め込んだインプラントに、特殊なボタンの様なものを装着し、入れ歯を固定する方法です。
入れ歯の「取り外しできる」というメリットと、インプラントの「顎骨とがっちりつながる」というメリットを組み合わせています。

インプラントについてお悩みのある方は、ぜひ福島市 福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックにご相談ください。

 
▼インプラント治療の詳細はこちら

欠損治療

 

まとめ

インプラントは、治療後も丁寧なケアを続けることが大切です。正しいブラッシングに加え、補助器具を併用することで口腔内の健康維持が期待できます。

福島市の奥州福島Premiumデンタルクリニックでは、患者さん一人ひとりに合ったセルフケアの方法をご提案しています。
福島市、福島駅周辺でインプラント治療を検討している方や、インプラント治療後のセルフケアにお悩みの方は、奥州福島Premiumデンタルクリニックへご相談ください。

 


監修
 院長・審美歯科担当 山田 恵理



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近年、「笑顔に自信を持ちたい」「歯の黄ばみが気になる」そんな理由からホワイトニングを検討される方が増えています。
しかし、いざ始めようと思っても「ホワイトニングってどうやるの?」「どんな種類があるの?」と、わからないことが多いのではないでしょうか。
今回は、ホワイトニングの基本的な仕組みや自分に合ったホワイトニング方法の選び方について解説します。

 
 

1. ホワイトニングはどうやる?仕組みと始め方の基本

 
ホワイトニングとは、歯の内部の着色や黄ばみを薬剤の力で漂白し、歯を白くする処置です。日常的に摂取するコーヒーやお茶、喫煙などが原因で着色した歯を、専用の薬剤で分解して白くします。
 

<ホワイトニングの仕組み>

ホワイトニング薬剤を歯に塗布し、内部に浸透させることで、色素沈着を化学的に分解し、歯を白くします。

<ホワイトニング施術の流れ>

歯科医院にて口腔内の確認を行います。その後、口腔内に問題がない場合は歯のクリーニングしてからホワイトニング薬剤を塗布します。歯科医院で行うオフィスホワイトニングの場合、施術時間の目安は、約1時間程度です。

ホワイトニング後は一時的に知覚過敏が起こることもありますが、多くは数日以内に治まることがほとんどです。白さの持続期間は生活習慣に大きく影響を受けます。色の濃い飲み物や食べ物は着色しやすいので注意しましょう。
 
 

2. 自分に合うホワイトニング方法の選び方―オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違い

ホワイトニングには大きく分けて「オフィスホワイトニング」、「ホームホワイトニング」、「デュアルホワイトニング」の3種類があります。

それぞれの特徴を理解し、自分のライフスタイルや希望に合った方法を選ぶことが重要です。
 

①オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医師や歯科衛生士という国家資格を持ったプロが口腔内を確認しながら、歯科医院で施術を行うホワイトニング治療です。
専用ホワイトニング薬剤を歯に塗布し、さらに光を照射することで歯の色を白くすることができます。

②ホームホワイトニング

ホームホワイトニングはご自身のお口の型に合わせた オリジナルマウスピースとホワイトニング剤を用いて自宅や好きな場所で行うことができるホワイトニング治療です。
オフィスホワイトニングより歯科医院に通院する頻度は少なくて済みます。自然な仕上がりが特徴で、色の後戻りも比較的少ないホワイトニングです。

③デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を組み合わせる方法です。デュアルホワイトニングの特徴は2つのホワイトニング法を組み合わせることで、速やかに効果が現れるとともに自然で持続的なホワイトニング効果が得られます。歯の表面だけではなく、内部まで白くすることが可能となり、さらに美しく白い歯を手に入れることができます。即効性と持続性を兼ね備えており、満足度が高いホワイトニングです。
 

3. ホワイトニングを始める前に知っておくべき注意点

ホワイトニングを始める前に必ず知っておくべき注意点を解説します。
 

①ホワイトニングの効き目には個人差がある

歯の黄ばみやくすみの原因は様々で、それぞれの人が持つ歯の色にも違いがあります。
歯の色は、遺伝的な要素や食生活、喫煙習慣、加齢などにより変化します。
そのため、ホワイトニングの効果には個人差があります。

②ホワイトニングできる白さには限界がある

特に日本人は表面のエナメル質が薄いといわれています。
日本人はエナメル質が薄い分、黄ばみのある象牙質が目立ちやすく、欧米の方に比べるとホワイトニングをしても真っ白にはなりにくいと考えられます。

ホワイトニングは歯の黄ばみを分解して白くする仕組みなので、真っ白ではなく、自然な白さになります。
よくテレビで真っ白な歯をしている有名人を見かけますよね。
自然な白さを超えたような真っ白な歯の場合は、ホワイトニングによる白さではなく、歯を削って白いかぶせ物をしている場合が考えられます。
ホワイトニングでは人工的な真っ白な歯にはなりにくいことを理解したうえで、ホワイトニングを行いましょう。

③ホワイトニングした後の白さは、少しずつ後戻りする

ホワイトニング後の白さがずっと永久に続くわけではありません。
飲食により歯は着色しやすい状態にありますので、ホワイトニング後は徐々に後戻りすることを覚えておきましょう。

特にホワイトニング直後は、歯の表面が一時的にデリケートな状態になるため、コーヒー、赤ワイン、カレーなど色の濃い飲食物を避けましょう。
喫煙も歯の黄ばみを起こす原因になるため注意しましょう。

④ホワイトニング前に、歯科医院にてホワイトニング可能かどうか確認を行う

ホワイトニング前に、ホワイトニング可能な口腔状態であるかの確認が必要になります。
知覚過敏が認められる方はホワイトニングにより症状が悪化する恐れがあります。
また虫歯や歯周病が進行している方も適応ではありません。

⑤自己判断で市販薬を使わない

市販のホワイトニング製品も数多く出回っていますが、成分の濃度や使い方を誤ると、思わぬトラブルにつながることもあります。
急がば回れといいますが、早道に見えることが帰って遠回りになることがあります。例えば歯に汚れがある状態では、ホワイトニング効果はでにくくなるので、クリーニングしてからホワイトニングを行わなければ効果はありませんし、自己判断で購入した薬剤でトラブルや痛みがでてしまうケースもあります。
歯科医院にてお口の状態を確認したうえで、健康な歯を守りながら、安全に白い歯を目指していきましょう。
 
 

4. 福島市の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックのホワイトニング

福島市 福島駅近くの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックでは3種類のホワイトニング施術をご提供しています。
日々の生活で口元の印象にお悩みの方や、結婚式など大切なイベントで写真撮影を控えた方で歯を白くしたい方に寄り添います。
奥州福島Premiumデンタルクリニックでは、丁寧なカウンセリングと最適な提案を心がけており、幅広い場面で輝く笑顔をサポートします。

≪オフィスホワイトニング≫

オフィスホワイトニングは歯科医院で歯科医師や歯科衛生士という国家資格を持ったプロが口腔内を確認しながら施術を行うホワイトニング治療のことを指します。専用ホワイトニング薬剤を歯に塗布し、さらに光を照射することで歯の色を白くすることができます。オフィスホワイトニングでは医療機関でしか扱えない高濃度かつ漂白効果の高い専用のホワイトニング剤を用いて行うため、自宅で行うホワイトニングよりも速やかに効果を実感しやすいのが特徴です。ただし、オフィスホワイトニングでは薬剤を歯に塗布する際に奥歯は粘膜に薬剤がつくので、奥歯のホワイトニングは難しくなります。

≪ホームホワイトニング≫

ご自身のお口の型に合わせた マウスピースを用いて自宅で行うホワイトニング治療のことを指します。まずは歯科医院にて歯型を取り、あなたに合う専用のマウスピースを作成します。その後、歯科医院より処方されたホワイトニング薬剤とあなた専用のマウスピースをお渡しします。マウスピースの内側に適量のをホワイトニング薬剤を塗布し、一定の期間(通常は数週間)、患者さん自身が定期的にマウスピースを装着します。
ホームホワイトニングは自分の好きな場所や時間でホワイトニング可能です。そのため、オフィスホワイトニングより歯科医院に通院する頻度は少なくて済みます。ホームホワイトニングは徐々に歯の色を白くするので、自然な仕上がりが特徴です。

≪デュアルホワイトニング≫

デュアルホワイトニングとは、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを組み合わせたホワイトニング治療のことを指します。
デュアルホワイトニングの特徴は2つのホワイトニング法を組み合わせることで、速やかに効果が現れるとともに自然で持続的なホワイトニング効果が得られます。歯の表面だけではなく、内部まで白くすることが可能となり、さらに美しく白い歯を手に入れることが期待できます。

福島市 福島駅近くの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックでは、患者さん一人一人のニーズに合わせたオーダーメイドのホワイトニングプランをご提案します。

▼ホワイトニングの詳細はこちら

ホワイトニング

 

まとめ

ホワイトニングには複数の方法があり、それぞれ特徴や注意点が異なります。自分に合った方法を選び、美しく健康的な白い歯を手に入れましょう。

福島市の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックでは、目的やライフスタイルに合ったホワイトニング方法をご提案しています。
福島市、福島駅周辺でホワイトニングにご興味がある方は、奥州福島Premiumデンタルクリニックへご相談ください。

 


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 院長・審美歯科担当 山田 恵理



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インプラント治療を検討している方の中には、「仮歯はいつ入れるの?」「治療中の見た目や食事はどうなるの?」と不安を感じている方も少なくありません。インプラント治療では歯根(インプラント体)を埋め込んでからインプラント体と顎骨がしっかり結合するまでに時間がかかるため、その間の見た目や機能を補うために仮歯や仮入れ歯が使用されます。ただし、仮歯を入れるタイミングや期間には個人差があり、状況に応じた判断が必要です。
今回は、インプラント治療中における仮歯の役割や入れる時期、使用期間、さらに治療中の注意点について整理して解説します。

 
 

1. インプラント治療中の仮歯の役割

インプラント治療では、治療の過程で仮歯や仮入れ歯を装着することがあります。
仮歯や仮入れ歯は単なる見た目の改善だけではなく、機能面でも重要な役割を担っています。
 

①見た目の改善

仮歯を入れることで、歯がない状態をカバーでき、治療中でも自然な見た目を保つことが可能です。特に前歯など目立つ部位では、患者さんの心理的な負担軽減に寄与します。

②かみ合わせを維持する

仮歯を入れることで嚙み合わせの維持が可能です。歯が無い部分が生じると、隣接する歯が移動してそのスぺ―スを埋めようとします。そのようなリスクを防止して口腔内のバランスを保つ目的で仮歯を入れることがあります。

③発音の補助

歯を失うと発音に支障をきたす場合がありますが、仮歯を装着することで発音がスムーズになり、日常会話への影響を軽減します。

④インプラント体の保護

治療部分への負担を減らし、インプラント体と顎骨の結合をスムーズにする。
 
 

2. インプラント治療で仮歯はいつ入れる?タイミングと期間

 
インプラント治療で仮歯を入れるタイミングは、治療方針や患者さんの口腔内の状態によって異なります。

一般的には、傷口が治癒した後に仮歯を装着することが多いです。
傷口が治癒するまでには1週間から10日ほどかかり、その後仮歯を装着します。

歯がない部分が多い方で審美的に支障がある場合にはオペ後に仮入れ歯を装着することもあります。
また審美性が重視される前歯部もオペ後に仮歯を装着することもあります。
すぐに仮歯を装着する場合にはインプラントに過度な力がかからないよう注意が必要です。

仮歯の使用期間は通常3か月から6か月程度が目安ですが、骨との結合(オッセオインテグレーション)の進行状況や最終補綴物の設計によって異なります。その後、最終的なかぶせ物に置き換えます。

仮歯の使用時期や期間は、患者さん一人ひとりの状態を踏まえ、歯科医師が判断します。

 

3. インプラント治療中の仮歯期間の注意点

仮歯は治療中に一時的に使用するものとはいえ、適切な使い方とケアが求められます。誤った使い方や無理な負荷をかけると、治療の進行に悪影響を及ぼす可能性があるため、以下の注意点を押さえておきましょう。

 

①硬い食べ物や粘着性のある食べ物は避ける

仮歯は強度が限られているため、硬い食べ物や粘着性のある食品を無理に噛むと、破損や脱離の原因になります。
過剰な力がかからないよう、食事の際に十分注意が必要です。

②清掃を丁寧に行う

仮歯の周囲は汚れが溜まりやすく、炎症や感染のリスクが高まります。
仮歯周辺の清掃は念入りに行いましょう。
歯科医師や歯科衛生士から正しいケア方法の指導を受けることをおすすめします。

③仮歯の不具合は早めに相談

違和感やガタつきなどを感じた場合は、自己判断せず早めに歯科医院へ相談しましょう。
小さな不具合でも、早期に対処することでインプラント本体への影響を防ぐことができます。

④仮歯を長期間使用しない

仮歯は長期使用を前提に作られていないため、勝手な自己判断で仮歯を入れたまま治療を終了しないようにしましょう。
仮歯が丈夫に感じても、長期間そのまま使用するのは避けましょう。

歯科医師の指導に従い、丁寧に取り扱うことが求められます。
 
 

4. 福島市福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックのインプラント治療

 
福島市の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックは、歯の負担を抑える『インプラント治療』を行っています。

部分入れ歯やブリッジは、歯の無くなった所を補うために、残りの健康な歯を削ったり、針金(バネ)をかける治療法です。
削られたり、針金をかけられた歯には、何も負担が無い状態に比べて大きな負担がかかっているとも言われています。
このような負担をかけることなく、残りの歯を守りながら歯が無くなった箇所を補える治療は、今のところインプラント治療しかないのです。

現在総入れ歯をお使いの方には『インプラントオーバーデンチャー(インプラント入れ歯)』のご提案も可能です。
これは、顎骨に埋め込んだインプラントに、特殊なボタンの様なものを装着し、入れ歯を固定する方法です。
入れ歯の「取り外しできる」というメリットと、インプラントの「顎骨とがっちりつながる」というメリットを組み合わせています。

インプラントについてお悩みのある方は、ぜひ福島市 福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックにご相談ください。

 
▼インプラント治療の詳細はこちら

欠損治療

 

まとめ

インプラント治療における仮歯は、見た目の回復だけでなく、さまざまな役割があります。
仮歯を入れるタイミングや期間は、口腔内の状態や治療方針によって異なります。仮歯期間中は、硬い食べ物を避ける等の注意点や口腔ケアの徹底が求められます。
福島市福島駅東口すぐの歯医者、奥州福島Premiumデンタルクリニックでは、一人ひとりの状態に合わせたインプラント治療を提供しています。
福島市でインプラント治療をご検討中の方は、奥州福島Premiumデンタルクリニックまでご相談ください。

 


監修
 院長・審美歯科担当 山田 恵理



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写真撮影や大切なイベント前に、「今すぐ歯を白く見せたい」と思ったことはありませんか?
そんなときに注目されるのが、歯に専用のコーティング剤を塗布する手軽な「歯のマニキュア」です。
手軽な一方で、歯の表面に汚れが付きやすくなるデメリットがあります。
ホワイトニングと、歯のマニキュアの違いを正しく理解することが重要です。
今回は、歯のマニキュアについて解説します。

 
 

1. 歯のマニキュア(ホワイトニングマニキュア)の特徴

 
ホワイトニングと、歯のマニキュアは全く違うものです。
ホワイトニングは歯の黄ばみを除去することで歯を白く改善します。
対して、歯のマニキュアは、あくまでも歯の汚れを隠す効果しか得られません。
歯のマニキュアとは、専用の白いコーティング剤を歯の表面に塗布し、歯を一時的に白く見せる方法です。
歯のマニキュアは白くコートして隠すだけで、歯そのものの色を白くなるわけではなく、歯の黄ばみは変わらず残っています。

以下に、歯のマニキュアの特徴を解説します。
 

①歯の表面に白いコーティング剤を塗る

歯の表面に専用のコーティング剤を塗り、白い被膜を形成します。この被膜が乾燥・硬化することで歯の色味をカバーし、白く見えるようになります。あくまでも、黄ばみや歯の汚れを隠すだけになります。歯のマニキュアではコーティング剤で覆う処置になり、効果は1、2ヶ月程になります。

②歯のマニキュア後は、施術前より汚れが付きやすくなる

歯のマニキュアで覆うことで、歯の色は白く見えてもコーティング剤で覆っている状態なので、歯の表面に汚れがたまりやすくなります。
むし歯や歯周病のリスクが高くなるので、当院では歯のマニキュアをおすすめしておりません。

 
 

2. 歯のマニキュア(ホワイトニングマニキュア)とホワイトニングの効果の違い

ホワイトニングは歯の黄ばみを除去することで歯を白く改善します。

対して、歯のマニキュアは、あくまでも歯の汚れを隠す効果しか得られません。
歯のマニキュアとは、専用の白いコーティング剤を歯の表面に塗布し、歯を一時的に白く見せる方法です。
歯のマニキュアは白くコートして隠すだけで、歯そのものの色を白くなるわけではなく、歯の黄ばみは変わらず残っています。
歯のマニキュアは、短時間で「どうしても今すぐ歯を白く見せたい」という場合に仕方なく用いる方法だと考えた方が良いです。

歯のマニキュアは、コーティング剤が歯の表面にあることで、歯垢や汚れが付着しやすくなります。
歯周病や虫歯の原因にもなる可能性があるので、安易に歯のマニキュアはするべきではないと思います。

当院では歯のマニキュアをおすすめしておりません。
ホワイトニングと、歯のマニキュアの違いをきちんと理解した上で行いましょう。
 

3. 歯のマニキュア(ホワイトニングマニキュア)のデメリット

歯のマニキュアはあくまでも一時的に歯の表面をコーティングする処置です。
以下に、ホワイトニングマニキュアのデメリットを解説します。
 

①持続力は比較的短い

ホワイトニングマニキュアは歯の表面にコーティング剤を塗布するだけの施術であるため、コーティングがはがれたり摩耗したりすることで効果が薄れていきます。
食事や飲み物、歯磨きなど日常の行動によりますが、短い場合は1週間程度で効果が落ちるケースもあります。

②歯質や口腔内の状態によって不向きな場合も

マニキュアがうまく定着しない歯もあります。たとえば、歯の表面が凹凸していたり、歯石や着色汚れが残っている場合は仕上がりにムラが出る可能性があります。
むし歯や歯周病がある場合には、そもそも施術ができないこともあるため、事前のチェックが重要です。

③プラークや汚れが付きやすくなる

コーティング剤が塗布した後に不完全に剝がれてしまうと、表面に歯垢や着色がつきやすくなる。

④仕上がりに個人差がある

マニキュアの色合いや厚み、ツヤの出方は個人の歯の色や形により異なるため、イメージ通りに仕上がらないことがあります。

⑤食事や飲み物への注意が必要

歯のマニキュアは歯の表面を一時的に施術後すぐの食事や飲み物(特にカレー、コーヒー、赤ワインなど)によって、色が落ちたり、変色が起こることがあります。
施術後は特定の食品を避けるよう指導されることもあるため、イベント直前ではなく前日に行うなど、タイミングの調整が必要です。

⑥見た目が不自然になるケースもある

白くなりすぎて浮いて見えたり、塗布の厚みによって歯が不自然に見えてしまうこともあります。自然な仕上がりを求める場合は、事前に希望をしっかり伝えることが大切です。

⑦自宅での使用には注意が必要

市販のマニキュアタイプの製品もありますが、誤った使い方をすると歯や歯ぐきに悪影響を与える可能性があります。

歯のマニキュアは白くコートするだけなので、歯の黄ばみは変わらず残っていて、歯の汚れを一時的に隠す効果しか得られません。

 
 

4. 福島市の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックのホワイトニング

福島市 福島駅近くの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックでは3種類のホワイトニング施術をご提供しています。
日々の生活で口元の印象にお悩みの方、結婚式や進学など大切なイベントを控えた方で歯を白くしたい方に寄り添い、丁寧なカウンセリングと最適な提案を心がけています。
奥州福島Premiumデンタルクリニックでは、幅広い場面で輝く笑顔をサポートします。

≪オフィスホワイトニング≫

オフィスホワイトニングは歯科医院で歯科医師や歯科衛生士という国家資格を持ったプロが口腔内を確認しながら施術を行うホワイトニング治療のことを指します。専用ホワイトニング薬剤を歯に塗布し、さらに光を照射することで歯の色を白くすることができます。オフィスホワイトニングでは医療機関でしか扱えない高濃度かつ漂白効果の高い専用のホワイトニング剤を用いておこなうため、自宅で行うホワイトニングよりも速やかに効果を実感しやすいのが特徴です。ただし、オフィスホワイトニングでは薬剤を歯に塗布する際に奥歯は粘膜に薬剤がつくので、奥歯のホワイトニングは難しくなります。

≪ホームホワイトニング≫

ご自身のお口の型に合わせた マウスピースを用いて自宅で行うホワイトニング治療のことを指します。まずは歯科医院にて歯型を取り、あなたに合う専用のマウスピースを作成します。その後、歯科医院より処方されたホワイトニング薬剤とあなた専用のマウスピースをお渡しします。マウスピースの内側に適量のをホワイトニング薬剤を塗布し、一定の期間(通常は数週間)、患者さん自身が定期的にマウスピースを装着します。
ホームホワイトニングは自分の好きな場所や時間でホワイトニング可能です。そのため、オフィスホワイトニングより歯科医院に通院する頻度は少なくて済みます。ホームホワイトニングは徐々に歯の色を白くすることができるので、自然な仕上がりが特徴です。

≪デュアルホワイトニング≫

デュアルホワイトニングとは、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを組み合わせたホワイトニング治療のことを指します。
デュアルホワイトニングの特徴は2つのホワイトニング法を組み合わせることで、速やかに効果が現れるとともに自然で持続的なホワイトニング効果が得られます。歯の表面だけではなく、内部まで白くすることが可能となり、さらに美しく白い歯を手に入れることができます。

福島市 福島駅近くの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックでは、患者さん一人一人のニーズに合わせたオーダーメイドのホワイトニングプランをご提案します。

▼ホワイトニングの詳細はこちら

ホワイトニング

 

まとめ

ホワイトニングは歯の黄ばみを除去することで歯を白くしますが、歯のマニキュアは白くコートするだけなので、歯の黄ばみは変わらず残っていて、歯の汚れを一時的に隠す効果しか得られません。歯のマニキュアの場合は、歯をコーティング剤で覆っている状態なので表面に汚れがたまりやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。

当院では歯のマニキュアをおすすめしておりません。
ホワイトニングと、歯のマニキュアの違いをきちんと理解した上で行いましょう。

福島市の奥州福島Premiumデンタルクリニックでは、丁寧なカウンセリングを心掛けております。
福島市、福島駅周辺でホワイトニングに興味がある方は、奥州福島Premiumデンタルクリニックへご相談ください。

 


監修
 院長・審美歯科担当 山田 恵理



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歯の根っこの治療、いわゆる「根管治療」は、むし歯が神経まで進行してしまったときに必要な大切な治療です。しかし、せっかく治療を終えたにもかかわらず、数ヶ月~数年後に再び痛みや腫れといった症状が出ることがあります。これが「再発」です。根管治療の再発は、患者さんにとって大きな負担となるため、できる限り予防することが重要です。
今回は、根管治療後に再発する原因や初期症状、そして再発を防ぐための正しいケア方法や通院のタイミングについて詳しく解説します。

 
 

1. 再発とはどんな状態?見逃しやすい初期症状に注意

 
根管治療後の再発とは、歯の内部に残った細菌や新たな感染が原因で、再び炎症が起きる状態を指します。一見治ったように見えても、数か月、あるいは数年後に再発することもあります。

再発時に起こる初期症状は、日常生活で気づきにくいことが多く、知らないうちに状態が悪化してしまうこともあります。

①違和感や軽い痛み

噛むときに「少し違和感がある」「軽い痛みがある」と感じることがあります。放置すると徐々に痛みが強くなることがあります。

②歯ぐきの腫れや膿

歯の根の先に炎症が起こると、歯ぐきが腫れたり、白い膿の袋(フィステル)ができたりすることがあります。これは感染のサインです。

③歯の変色

治療した歯がグレーっぽく変色してきた場合、内部で炎症が進んでいる可能性があります。

④噛み合わせの違和感

再発によって周囲の骨が炎症を起こすと、噛んだときに高さがずれているように感じることもあります。

⑤無症状で進行

症状が全くないまま、レントゲンで偶然発見されるケースも少なくありません。これは特に注意が必要です。

再発を早期に見つけるためには、こうした初期症状を見逃さず、定期的に歯科医院でチェックすることが大切です。

 
 

2.再発リスクを下げるには?毎日のケアと生活習慣の見直し

 
根管治療後の再発を防ぐためには、歯科医院での処置だけでなく、患者さん自身の日々のケアと生活習慣も非常に重要です。
 

①正しい歯みがき習慣

治療した歯は、再感染しやすい状態にあります。特に歯ぐきとの境目には細菌が溜まりやすいため、歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシの併用が効果的です。

②歯科医師の指導によるセルフケアの見直し

定期的に歯科医院でブラッシング指導を受け、自分に合った磨き方を習得しましょう。治療済みの歯は特にデリケートなため、力任せに磨くのは避けましょう。
 

③食生活の改善

砂糖を多く含むお菓子やジュースなどを頻繁に摂取していると、口腔内の細菌が活発になり、再発リスクが高まります。食後は必ず歯を磨くように心がけましょう。
 

④睡眠中の歯ぎしり対策

無意識の歯ぎしりやくいしばりは、根の部分に負荷をかけ、再発の一因となります。歯科医院でマウスピースを作製することで、歯へのダメージ軽減が期待できます。
 

⑤喫煙習慣の見直し

喫煙は歯周病や感染のリスクを高め、根管治療後の経過にも悪影響を及ぼします。できるだけ禁煙または本数を減らす努力が必要です。
 

⑥ストレスの管理

ストレスは免疫力を下げるだけでなく、歯ぎしりやくいしばりの原因にもなります。適度な運動やリラクゼーションを取り入れて、心身のバランスを整えましょう。

根管治療後の歯は、日々のケアが再発の防止に直結します。些細な習慣の積み重ねが、歯の健康寿命を延ばすことにつながるでしょう。

 

3.再発予防には定期検診で継続した管理が重要

根管治療が終了した後も、歯の内部や周囲の状態は時間とともに変化します。再発を防ぐためには、日常のケアに加えて、歯科医院での定期的なチェックが欠かせません。
 

①治療部位のモニタリング

治療した歯の状態は、レントゲンを用いることで根の先まで確認できます。肉眼では見えない細かな異変を早期に発見できるため、3〜6か月ごとの定期検診が推奨されます。

②詰め物や被せ物のチェック

根管治療後にはクラウンや詰め物で歯を保護することが多いですが、経年劣化や咬み合わせの変化によって隙間ができると、そこから細菌が侵入しやすくなります。定期的なチェックで修正や再装着が必要かを判断します。

③口腔内全体の健康管理

根管治療を受けた歯だけでなく、周囲の歯や歯ぐきの状態も重要です。むし歯や歯周病の早期発見にもつながるため、口腔全体の健康維持に役立ちます。

④噛み合わせのバランス確認

治療後に噛み合わせがわずかにズレていると、治療した歯に過度な負担がかかり、再発の原因になることもあります。定期検診で微調整を行うことが、歯の長期維持に役立ちます。

⑤ケア方法の再確認

歯の状態や年齢、ライフスタイルの変化に応じて、最適なケア方法も変わってきます。歯科衛生士によるブラッシング指導やケアの見直しは、予防の精度を高める要素です。

⑥リスクを早期に見つけて対処

再発は、症状が出てからでは手遅れになることもあります。早期に発見できれば、再治療の範囲を最小限に抑えられる可能性が高まります。

一度根管治療を受けた歯は、今後の人生においても特に注意が必要な存在となります。信頼できる歯科医院で継続的な管理を受けることで、再発リスクを低下させることが期待できます。

 
 

4. 福島駅東口すぐの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックの根管治療

 
福島駅東口すぐの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックは、歯を残すことに特化した根管治療を提供しています。マイクロスコープを用いた精密治療で患者さんの大切な歯を守ります。

歯を残すためには今ある歯を正しく診査・診断した上で治療方針を決定する必要があります。そのためには治療前にレントゲン・CT撮影や口腔内の温痛、冷通、打診痛などの検査、患者さんご自身からのヒアリングなど診査・診断を丁寧に行います。その結果を元に患者さんの生涯のお口の健康を考えた治療法を提案いたします。

また、根管治療を成功に導くためには歯と歯周組織に細菌感染が再び起こらない環境で治療を行う必要があります。そのために器具は滅菌済みや使い捨て(新品)を使用し、ラバーダムという特殊なゴムで唾液による細菌感染を防ぐなど「無菌的環境下」で治療を行うことも大切です。

「かかりつけの歯科医院で抜歯が必要と言われた」「歯の根の治療(根管治療)を何回も繰り返している」「治療後に歯や歯茎にずっと違和感がある」など、自分のお口に不安がある方は奥州福島Premiumデンタルクリニックにご相談ください。
 
▼詳細はこちらのページから

歯髄回復治療

抗菌性根充法


 

まとめ

根管治療後の再発は、誰にでも起こり得るものです。しかし、日々のセルフケアや生活習慣の見直し、そして歯科医院での定期的な管理を続けることで、再発リスクは大きく下げることが可能です。特に初期症状を見逃さず、少しでも違和感があれば早めに受診することが重要です。

福島市、福島駅周辺で根管治療後の再発についてお悩みの方は、福島駅東口からすぐの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックまでお問い合わせください。

 



監修

奥州福島Premiumデンタルクリニック
TOKU根管治療専門室 鈴木篤太郎



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歯がズキズキと痛む、冷たいものや温かいものがしみる――そんな症状が続く場合、「歯髄炎(しずいえん)」の可能性があります。歯髄炎とは、歯の内部にある神経(歯髄)が炎症を起こしている状態を指します。むし歯が進行すると発症しやすく、放っておくと痛みが悪化したり、歯を失う原因になることもあるため、早期の対応が重要です。今回は、歯髄炎の原因や症状、治療方法、通院の流れについて解説します。
 
 

1. 歯髄炎とは?虫歯との違いと炎症が起こる仕組み

 
歯髄炎は、歯の内部にある歯髄という組織に炎症が生じた状態を指します。歯髄には血管や神経が通っており、歯に栄養や感覚を与える重要な役割を果たしています。この部分に炎症が起こると、強い痛みやズキズキとした違和感が現れることがあります。

① 歯髄炎とむし歯の違い

むし歯は歯の表面(エナメル質や象牙質)に起こる病気で、初期段階では痛みが出ないこともあります。一方、歯髄炎はむし歯が進行して神経にまで達し、歯髄が炎症を起こした状態です。つまり、むし歯の「末期症状」の一つといえます。

➁ 歯髄炎の原因

・むし歯の進行による細菌感染
・歯に強い衝撃や外傷を受けた場合
・過去の治療で神経に近い部分が刺激を受けた場合
・歯周病の悪化によって歯の根から感染が広がるケースもある

➂ 歯髄炎が起こる仕組み

むし歯などによって歯の内部に細菌が侵入すると、歯髄が感染し炎症を起こします。これにより血流が増し、神経が圧迫されて痛みが強まります。炎症が進行すると、歯髄は壊死し、やがて細菌が歯の根やあごの骨にまで広がる恐れがあります。

➃ 急性と慢性の違い

・急性歯髄炎:突然の激しい痛みが特徴。何もしなくてもズキズキと痛むことがある。
・慢性歯髄炎:痛みは軽減しているが、歯髄がすでに死んでいる状態。無症状でも進行している可能性がある。

➄ 自然に治ることはない

歯髄炎は一度起こると、自然に治ることはありません。痛みが治まっても炎症が進行していることが多く、早期の治療が必要です。

歯髄炎はむし歯と密接な関係があり、放置することで状態が悪化するため、「いつもと違う痛み」を感じたら早めに歯科医院を受診することが重要です。

 
 

2.歯髄炎の治療法

 
歯髄炎の治療は、炎症の程度や歯の状態によって異なります。歯髄を残せるかどうかが治療法の大きな分かれ道となります。ここでは、主な治療法について説明します。
 

①歯髄温存療法

《治療の特徴》
歯髄温存療法は、虫歯や外傷などで歯の神経(歯髄)が刺激を受けているものの、まだ完全には死んでいない場合に行われる治療です。神経を残すことで、歯本来の感覚や血流を保ち、歯の寿命を延ばすことを目的としています。軽度の歯髄炎や一部の神経のみが炎症を起こしている場合に適用されます。

《治療の流れ》
まず虫歯を丁寧に取り除き、歯髄が露出している部分に適切な薬剤(水酸化カルシウムやMTAなど)を使用して、歯髄の炎症を抑えます。その上から仮の詰め物で封鎖し、経過を観察します。問題がなければ最終的な修復(詰め物や被せ物)を行います。

《リスク・注意点》
治療後も炎症が続く場合や、痛みが再発するケースがあります。その場合は抜髄が必要になることもあります。また、治療の成否は歯髄の炎症の程度によって左右されやすく、判断には歯科医の的確な診断が求められます。治療後の定期的な経過観察が重要です。

②抜髄

《治療の特徴》
抜髄は、歯髄の炎症が強く、自然治癒が見込めない場合に行われる治療です。歯の神経や血管を取り除くことで痛みや炎症を解消し、歯を残すことが目的です。強い自発痛がある場合や、歯髄が感染している場合に選択されます。

《治療の流れ》
治療はまず局所麻酔を行い、虫歯部分とともに歯髄を除去します。その後、歯の内部(根管)を洗浄・消毒し、無菌状態に保つために根管充填材で密閉します。複数回に分けて治療が行われることが多く、最終的には被せ物などで歯を補強します。

《リスク・注意点》
神経を取ることで歯は痛みを感じなくなりますが、その分脆くなり、割れやすくなるリスクがあります。また、根管内に細菌が残ると再感染する可能性があり、治療後も継続的な管理が求められます。根管の形状が複雑な場合は治療が難航することもあります。
 
 

3.歯髄炎を放置するリスク

歯髄炎は放置すると自然に治ることはなく、症状が進行するほど歯や全身への悪影響が大きくなります。ここでは、歯髄炎をそのままにした場合に起こり得るリスクについて解説します。
 

① 神経が壊死して痛みが消える=治ったわけではない

歯髄炎が進行すると、神経が壊死して痛みを感じなくなることがあります。一見「痛くないから治った」と思いがちですが、実際には内部で細菌が増殖し続けており、より深刻な状態へと進行していることが多いです。

➁ 根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)への移行

壊死した神経が放置されると、根の先から細菌が漏れ出して歯の根の周囲に炎症が広がり、根尖性歯周炎という状態になります。噛むと痛い、歯ぐきが腫れる、膿が出るなどの症状が現れ、さらに治療が難しくなります。

➂ 歯の破折や抜歯が必要になるケースも

根管治療が遅れると、歯の構造が弱くなり、歯根が割れてしまうことがあります。歯根が割れると、保存は難しくなり、抜歯を選択せざるを得ないこともあります。歯を残すためには、できるだけ早い治療が不可欠です。

➃ 骨や他の組織への感染拡大

感染が進むと、顎の骨や頬、場合によっては全身にまで炎症が広がることがあります。重症化すると入院や点滴治療が必要になるケースもあり、歯の病気とはいえ軽視できません。

➄ 口臭や膿が出るなどの生活への影響

根の先に膿がたまると、口臭の原因になったり、歯ぐきから膿が出てくることがあります。見た目や衛生面にも影響を与えるため、日常生活の質を損なうことにもつながります。

➅ 周囲の歯や噛み合わせへの悪影響

歯髄炎で治療せずに抜歯に至った場合、失った歯をそのままにすると、隣の歯が動いたり噛み合わせがずれたりするリスクがあります。結果的に、他の健康な歯にも悪影響を及ぼす可能性があります。

このように、歯髄炎を放置することで、さまざまなトラブルが生じます。歯や口の中の健康だけでなく、全身の健康にも関わる可能性があるため、痛みが出たら放置せず、早めに治療を受けることが大切です。

 
 

4. 奥州福島Premiumデンタルクリニックの根管治療について

 
奥州福島Premiumデンタルクリニックは、歯を残すことに特化した根管治療を提供しています。マイクロスコープを用いた精密治療で患者さんの大切な歯を守ります。

歯を残すためには今ある歯を正しく診査・診断した上で治療方針を決定する必要があります。そのためには治療前にレントゲン・CT撮影や口腔内の温痛、冷通、打診痛などの検査、患者さんご自身からのヒアリングなど診査・診断を丁寧に行います。その結果を元に患者さんの生涯のお口の健康を考えた治療法を提案いたします。

また、根管治療を成功に導くためには歯と歯周組織に細菌感染が再び起こらない環境で治療を行う必要があります。そのために器具は滅菌済みや使い捨て(新品)を使用し、ラバーダムという特殊なゴムで唾液による細菌感染を防ぐなど「無菌的環境下」で治療を行うことも大切です。

「かかりつけの歯科医院で抜歯が必要と言われた」「歯の根の治療(根管治療)を何回も繰り返している」「治療後に歯や歯茎にずっと違和感がある」など、自分のお口に不安がある方は奥州福島Premiumデンタルクリニックにご相談ください。

 

まとめ

歯髄炎は、むし歯の進行によって神経に炎症が起こる状態で、放置すれば歯を失うリスクが高まります。初期段階では神経を残せることもありますが、炎症が進むと抜髄や根管治療が必要となります。痛みが一時的に引いたとしても、内部では感染が進行している可能性があるため、早めの受診が重要です。歯髄炎を正しく理解し、適切な対応を取ることで、自分の歯を長く健康に保つことができます。

福島市で歯髄炎やむし歯の進行にお悩みの方は、ぜひ福島駅東口からすぐの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。

 



監修

奥州福島Premiumデンタルクリニック
TOKU根管治療専門室 鈴木篤太郎



福島プレミアム