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インプラント治療で起こりうる合併症やリスクとは?身体への影響も解説

▼目次

インプラント治療は、失った歯を補う方法の一つとして広く知られています。見た目や噛み心地が自然に近いという特徴がありますが、手術を伴う治療であるため、合併症やリスクを伴うこともあります。治療を検討するうえでは、起こりうるトラブルや身体への影響を正しく理解しておくことが大切です。今回は、インプラント治療で起こる可能性のある合併症やリスク、そして身体への影響について、福島駅東口すぐの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックが解説します。

 

1. インプラント治療で起こりやすい合併症のリスクと影響

インプラント治療は、欠損した歯の機能回復を目指す方法の一つであり、人工の歯根をあごの骨に埋め込む外科的な処置が含まれます。外科処置を伴うため、治療中や治療後にはいくつかの合併症が起こる場合があります。ここでは代表的な合併症とリスクについて説明します。

①手術部位の腫れや痛み

手術後は、歯ぐきや周囲の組織が一時的に腫れたり、痛みを感じたりすることがあります。これは身体の自然な反応であり、通常は数日から1週間ほどで落ち着きます。

②細菌感染

インプラント周囲の清掃が不十分な場合、細菌感染を起こすことがあります。これにより、腫れや出血、膿が出るなどの症状が見られることがあります。感染が広がると、インプラントを支える骨が溶けてしまう場合もあります。

③神経の損傷

下あごの奥歯付近には神経が走っており、埋入位置によっては神経に触れてしまうことがあります。その結果、下唇やあごにしびれを感じることがあります。多くは一時的ですが、まれに長期間続くこともあります。

④上顎洞(じょうがくどう)への影響

上あごにインプラントを埋め込む際、骨が薄いと上顎洞と呼ばれる空間に影響を及ぼすことがあります。骨の高さが足りない場合は、骨を補う処置(サイナスリフトなど)が必要になることがあります。

手術の正確さやアフターケアによって多くの合併症は防ぐことができる可能性があります。治療を受ける際は、歯医者の説明を十分に理解し、術後のケアを行うことが大切です。
 

2. インプラント治療が身体へ与える影響と注意すべき症状

インプラント治療は口の中だけでなく、全身に影響を及ぼす場合もあります。治療前に持病や体調を考慮することが必要です。ここでは、身体への影響と注意すべき症状について解説します。

①全身疾患との関係

糖尿病や骨粗しょう症などの持病がある場合、傷の治りが遅くなったり、骨との結合が不十分になることがあります。治療を受ける前に、必ず持病の状態を歯医者に伝え、医科と連携を取ることが重要です。

②金属アレルギーの可能性

インプラントは主にチタンという金属でできていますが、まれに金属アレルギーを起こす方もいます。過去に金属製のアクセサリーなどで肌荒れを経験した方は、事前にパッチテストを受けましょう。

③免疫反応による炎症

体がインプラントを異物として認識すると、炎症が長引くことがあります。歯ぐきの腫れや出血が続く場合は、インプラント周囲炎の可能性があるため、早めに受診が必要です。

④噛み合わせの変化による筋肉や関節への影響

インプラントを入れたことで噛み合わせのバランスが変化すると、あごの関節や咀嚼(そしゃく)筋に負担がかかる場合があります。違和感や痛みがあるときは、調整が必要です。

インプラント治療後に異常を感じたときは自己判断せず、早めに歯医者に相談することが大切です。早めの対応が、症状の悪化を防ぐことにつながります。

 

3. 合併症を防ぐためのインプラントのケアと再発予防のポイント

インプラント治療後は、合併症を防ぐためのケアがとても重要です。毎日のセルフケアと歯医者での定期的なメンテナンスを続けることで、長期的にインプラントを維持することができる可能性があります。ここでは、再発を防ぐための具体的なポイントを紹介します。

①丁寧な歯磨きと清掃習慣

インプラントの周りには天然の歯と同じように歯垢(プラーク)が付着します。磨き残しがあると細菌が増え、炎症やインプラント周囲炎の原因になります。歯ブラシに加えて、歯間ブラシやデンタルフロスを使うことが大切です。

②定期的なメンテナンス

治療後は、数か月ごとに歯医者での定期検診を受けることが望ましいです。必要に応じてレントゲンを撮影し、骨の状態を確認する場合もあります。

③噛み合わせの確認と調整

噛み合わせのバランスが崩れると、インプラントに過度な力が加わり、緩みや破損の原因になることがあります。食いしばりや歯ぎしりの癖がある方は、ナイトガード(就寝時に装着するマウスピース)を使用することも検討されます。

④生活習慣の見直し

喫煙は血流を悪化させ、インプラントと骨の結合を妨げることがあります。また、糖尿病や高血圧などの生活習慣病も治りに影響を与えるため、全身の健康管理が大切です。

日常的なケアを丁寧に行い、歯医者との連携を続けることが、インプラントを長持ちさせる重要なポイントです。

 

4. 福島駅東口すぐの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックのインプラント治療

福島市の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックは、『インプラント治療』を行っています。

部分入れ歯やブリッジは、歯の無くなった所を補うために、残りの健康な歯を削ったり、針金(バネ)をかける治療法です。削られたり、針金をかけられた歯には、何も負担が無い状態に比べて大きな負担がかかっているとも言われています。

このような負担をかけることなく、残りの歯を守りながら、歯が無くなった箇所を補える治療は、今のところインプラント治療しかないのです。

現在総入れ歯をお使いの方には『インプラントオーバーデンチャー(インプラント入れ歯)』のご提案も可能です。これは、顎骨に埋め込んだインプラントに、特殊なボタンの様なものを装着し、入れ歯を固定する方法です。入れ歯のメリットと、インプラントのメリットを組み合わせています。

インプラントについてお悩みのある方は、ぜひ福島市 福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックにご相談ください。

▼インプラント治療の詳細はこちら

欠損治療

 

まとめ


インプラント治療は、噛む機能を回復し自然な見た目を再現できる治療法ですが、合併症や身体への影響を正しく理解し、術後のケアを怠らないことが大切です。治療後のメンテナンスや生活習慣の見直しによって、できるだけ長くインプラントを保ちましょう。
福島市でインプラント治療をご検討中の方は福島駅東口すぐの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックまでお問い合わせください。

 


監修
 院長・審美歯科担当 山田 恵理



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