▼目次
1.奥歯にインプラントを行う理由
2. 奥歯のインプラント治療のメリット
3. 奥歯のインプラント治療のデメリット
4.奥歯のインプラント治療の注意点
1.奥歯にインプラントを行う理由
奥歯とはどこの部分を指すかご存知でしょうか。
奥歯とは、前から数えて4番目以降の小臼歯2本と大臼歯2本(親知らずを含むと3本)を指します。
親知らずを除くと口腔内には左右上下で16本の臼歯があります。
奥歯は噛むための面(咬合面)があり、うすのように食べ物を咀嚼し、すり潰す働きがあります。
きちんと咀嚼することは消化を助けて、胃腸などの消化器官への負担軽減につながります。
奥歯は前歯ほど見た目に影響がなく、あまり目立たないので、失った奥歯を放置している方もいらっしゃすが、奥歯を失うと噛み合わせのバランスが崩れ、しっかりと噛めなくなります。それだけでなく、奥歯がない状態でずっと過ごすことは、前歯に過度な力がかかって前歯が壊れてしまうため非常に危険です。そのため、奥歯を失った場合にはそのまま放置せずに補う必要があります。
奥歯を失った際に歯を補う治療法には、入れ歯、ブリッジ、インプラントがあります。
入れ歯
取り外しでき清掃しやすいですが、嚙み合わせの負担は金具をかける歯に集中するため、違和感が出やすい。
審美性に劣ることもあります。
ブリッジ
抜いた歯の両隣の歯を大きく削り、その歯を土台とした欠損部にダミーの歯をおく治療法です。
ブリッジは入れ歯より違和感は少ないですが、両隣の歯を削りブリッジをいれることで、咀嚼のたびに土台になっている歯に負担をかかりやすいと言われています。ブリッジの支えになっている土台の歯に歯根破折に多いのはこのためです。
インプラント
両隣の歯には負担がかからない。
外科手術は必要ですが、審美性に優れています。
咀嚼、発音ともに天然歯とほぼ同じようにできて機能面に優れています。
インプラントにしたときの咀嚼力は最も天然歯に近いため、奥歯をインプラント治療することで天然歯があったときのようにしっかりと嚙むことができる。
インプラントは噛む力や噛み心地が最も天然歯に近く自然ですし、人口歯根によって単独で植立するため、ブリッジや入れ歯に比べて周囲の歯に負担がかかりにくい治療法です。
奥州福島Premiumデンタルクリニックでは、奥歯を失った場合にも治療を安心して歯を受けられるよう、個々の状況に応じた最適な対策を提案しています。
お気軽にお問い合わせください。
2. 奥歯のインプラント治療のメリット
①自然な見た目で違和感が無く、しっかり嚙める
インプラントは自然の歯に非常に近い見た目と機能を取り戻すことができます。
入れ歯やブリッジは金具やバネが目立ち、見た目が不自然なこともありますが、比べてインプラントは審美性が高いと言われます。
特に奥歯は噛む力が強くかかる部分であり、耐久性のあるインプラントは自然な咀嚼能力を取り戻すために最適な治療方法です。インプラントは見た目の美しさと機能性を兼ね備えていますので、インプラントにより自分の歯がまだあったときのように思いきり食事を楽しむことができます。奥歯のインプラントによって食事の自由度が高まり、好きな食べ物を楽しむことができます。また、バランスの取れた食事は全身の健康をサポートするため、インプラント治療によって生活の質が向上するでしょう。
②単独で植立するため、周囲の歯に負担がかからない
インプラントは人工歯根で単独で植立するため、周囲の歯に負担がかからない治療法になります。
ブリッジは抜いた歯の両隣の歯を大きく削り、その歯を土台とした欠損部にダミーの歯をおく方法です。例えば3本分の歯を2本の歯で支えることになるので、ブリッジは土台になっている歯に負担をかかりやすいと言われています。ブリッジの支えになっている土台の歯に歯根破折に多いのはこのためです。
入れ歯は残っている歯に金具をひっかけます。嚙んだ時には歯ぐきでも嚙む力を負担するため、ブリッジよりは負担は少なくなりますが、やはり残っている歯にも少しは負担がかかります。
ブリッジ治療の場合、隣接歯を削る必要があったり、入れ歯でもレスト形成する必要があり、周囲の歯にダメージがありますが、インプラント治療では周囲の歯に負担をかけません。インプラント治療では残っている歯を保護し、全体的な口腔健康を維持することができます。
③胃腸などの消化器官への負担軽減
歯を失うと咬合力や咀嚼能率が低下すると食べ物を細かく嚙み砕くことができないため、胃腸に負担がかかります。
奥歯を失った場合、インプラントすることでよく嚙めるようになり、食事が消化しやすくなります。
奥州福島Premium。デンタルクリニックでは、インプラント治療を通じて患者さんが健康的で快適な生活を送ることができるようお手伝いをいたします。
インプラント治療に興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。お口の健康を取り戻し、笑顔あふれる日常を手に入れましょう。
3. 奥歯のインプラント治療のデメリット
①費用が高額になることがある
インプラント治療は保険適応外になります。治療にかかる費用は保険診療の治療に比べて費用が高くなります。
患者さんにとって経済的な負担となる可能性があるため、治療を受ける前に費用についてもしっかりと考慮する必要があります。
②長期の治療期間が必要な場合がある
インプラント治療は、人工歯根と歯槽骨が結合するまでに数か月の期間が必要になります。一日で完了するものではなく、埋入本数や骨の状態によりますが数か月から場合により1年前後の治療期間を要す場合もあります。治療が複数段階に分けて行われるため、一度に終わるわけではなく、治療中は定期的に歯科医院へ通院することが求められます。インプラントはそのため、ブリッジや入れ歯よりは治療期間が長くなってしまうのです。
③術後のメンテナンスが重要である
インプラントは手術後のケアやメンテナンスが重要です。
そもそも歯を失って、インプラント治療をしているため、お口の環境改善する必要があります。
インプラントだけではなく、残っている歯を守るためにもメンテナンスが重要になってきます。
患者さん一人ひとりに合わせた最良の治療法をご提案いたします。
お気軽に奥州福島Premiumデンタルクリニックへご相談ください。
4.奥歯のインプラント治療の注意点
奥歯のインプラント治療の注意点
①上顎の奥歯のインプラント治療の場合
インプラント体の安定性を確保するためには、骨の質や量が十分であることが求められますが、上顎奥歯の上には上顎洞とよばれる空洞が存在しており、前歯よりも奥歯の方が骨が薄くなりやすいので、骨密度や骨量に注意が必要です。
②下顎の奥歯のインプラント治療の場合
下の奥歯にインプラントを埋入する際は、下歯槽神経との位置関係に注意して治療を行う必要があります。レントゲンやCTによって下歯槽神経に干渉しないようにインプラント埋入するようにします。
③患者さん自身のセルフケアも重要
奥歯に限らずですが、奥歯のインプラント治療や治療後には、患者さん自身のセルフケアが特に重要になります。奥歯はブラッシングが難しい部分であり、プラークが溜まりやすいです。特に注意深くセルフケアを行っていただく必要があります。
奥州福島Premiumデンタルクリニックでは患者さん一人ひとりの状態に対応した最適な治療を提供します。ぜひ一度ご相談ください。
監修
奥州福島Premiumデンタルクリニック
TOKU根管治療専門室 鈴木篤太郎