▼目次
1. インプラント治療後に噛めるようになるまでの流れ
2. インプラントは天然歯と同じように噛めるようになる?
3. インプラント治療後の食生活で気を付けること
4. 福島駅東口すぐの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックのインプラント治療
まとめ
インプラント治療を受けるにあたって、「いつから普通に噛めるようになるのか?」という疑問を持つ方はいるのではないでしょうか。見た目や機能の回復が期待できるインプラント治療ですが、手術後すぐに何でも食べられるわけではありません。インプラントを使ってしっかり噛めるようになるには、回復に合わせて少しずつ慣れていく期間が必要です。また、食事に関しても注意点がいくつかあり、誤った対応をすると予後に影響を及ぼす可能性もあります。今回は、インプラント治療後に噛めるようになるまでの流れや、天然歯と同じような咀嚼が可能になるのか、さらには食事における注意点について解説します。
1. インプラント治療後に噛めるようになるまでの流れ
インプラント治療の進行は、手術を受けて終わりというわけではなく、噛む力が安定するまでにある程度時間がかかるのが一般的です。個人の体調や骨の状態などによっても差がありますが、以下のような流れで治癒が進むケースが多く見られます。
①手術直後すぐは刺激を避けた食事を
インプラントを埋め込んだ直後は、出血や腫れを防ぐ目的で、咀嚼を控えるよう指導されることがあります。この期間中は、流動食ややわらかい食事を取り入れ、できる限り手術部位への刺激を避けましょう。
➁術後1週間ほどはやわらかい食事を中心に
術後数日から1週間程度は、腫れや痛みが落ち着いてくるタイミングとされ、豆腐、おかゆ、スープなど、咀嚼の負担が少ない食品を中心に食事が進められることが多いでしょう。刺激物、硬いものや熱い食事は、状態に応じて控えるよう指導される場合もあります。
➂インプラントと骨の結合期間が必要
インプラント体が骨としっかり結合するまでには一定の期間を要します。ケースによりますが3〜6か月程度かかることが多いです。
④仮歯や最終的な人工歯の装着後、徐々に咀嚼を再開
骨とインプラント体の結合が確認されると、仮歯や最終的な上部構造(人工のかぶせもの)が装着され、徐々に通常の食事に戻っていきます。すぐに硬いものを噛むのではなく、やわらかいものから少しずつ慣らしていくことが推奨されるでしょう。
⑤定期的な診察で経過を確認
インプラント治療後も、噛み合わせやインプラント周囲の状態を定期的にチェックすることが推奨されます。嚙み合わせのずれや違和感があれば、早期に診察を受けましょう。
インプラント治療は、治癒期間を考慮した上で、計画的に嚙み合わせの機能を回復させていくことが大切です。
2. インプラントは天然歯と同じように噛めるようになる?
インプラントは、見た目や機能面で天然歯に近づけることを目指した治療法ですが、実際にどの程度「天然歯と同じように噛める」と感じられるかは、患者さんごとに異なることがあります。
①見た目は自然に近い仕上がりが期待される
上部構造(人工のかぶせもの)は、色や形状を周囲の歯に合わせて作製されるため、自然な外観を得やすいとされています。さらに、顎の骨に固定されることで、食事中にズレたり動いたりすることは少ないとされています。
➁咀嚼力の回復には時間がかかる場合もある
インプラントには天然歯にある「歯根膜」がないため、噛んだときの細かな感覚には差があると感じることもあります。そのため、天然歯と全く同じ感覚で噛めるとは限らず、徐々に慣れていく期間が必要になるケースもあります。
➂硬いものでも噛める可能性がある
インプラントが骨としっかり結合し、上部構造が装着されると、硬めの食材(りんご、パンの耳など)も噛めるようになることがあります。ただし、力の入れ方や噛む方向によっては負担となることもあるため、慎重に様子を見る必要もあるでしょう。
④インプラント周囲の組織の影響
インプラントはむし歯にはなりませんが、歯ぐきやその周囲の組織が炎症を起こすと、噛みにくさにつながることがあります。インプラントを使い続けるためには、歯みがきやフロスなどによる日常的なケアを続けて、周囲の清潔を保つことが大切です。
天然歯と同じように噛めるかどうかは、治療の進み方や慣れや周囲の歯ぐきの状態にも左右されるため、焦らず段階を追って噛む力を取り戻していきましょう。
3. インプラント治療後の食生活で気を付けること
インプラントを長く使い続けるためには、日常の食生活にも配慮が求められる場合があります。以下に、日常生活での注意点を説明します。
①硬すぎる食材には注意が必要
せんべい、ナッツ、ガム、キャラメルのような食品は、噛む力が集中しやすく、インプラントや人工歯への負荷がかかる可能性があります。噛み方やタイミングに配慮しながら、必要に応じて控える対応がとられることもあります。
②片側で噛む習慣を避ける
無意識にインプラントと反対側だけで噛む癖がついてしまうと、咬合のバランスに偏りが出る場合があります。両側をバランスよく使う意識を持つことが、インプラントや周囲の歯にかかる負担を分散させることにつながるとされています。
➂初期は柔らかいものから慣らしていく
治療後しばらくは、粘膜や骨が落ち着くまで刺激の少ない食事が推奨されます。回復状況を見ながら、徐々に通常の食事に戻しましょう。
④定期的な受診で咬合や衛生状態を確認
噛み合わせの変化や人工歯の状態、清掃のしやすさなどを歯科医院で確認してもらうことで、問題の早期発見や対処が可能になります。食事の内容や食べ方に不安がある場合も、受診時に相談するとよいでしょう。
インプラントを良好な状態で維持していくためには、日々の食事やケアを無理のない範囲で見直しながら、継続的に取り組むことが求められます。
4. 福島駅東口すぐの歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックのインプラント治療
福島市の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックは、『インプラント治療』を行っています。
部分入れ歯やブリッジは、歯の無くなった所を補うために、残りの健康な歯を削ったり、針金(バネ)をかける治療法です。削られたり、針金をかけられた歯には、何も負担が無い状態に比べて大きな負担がかかっているとも言われています。
このような負担をかけることなく、残りの歯を守りながら、歯が無くなった箇所を補える治療は、今のところインプラント治療しかないのです。
現在総入れ歯をお使いの方には『インプラントオーバーデンチャー(インプラント入れ歯)』のご提案も可能です。これは、顎骨に埋め込んだインプラントに、特殊なボタンの様なものを装着し、入れ歯を固定する方法です。入れ歯のメリットと、インプラントのメリットを組み合わせています。
インプラントについてお悩みのある方は、ぜひ福島市 福島駅東口の歯医者 奥州福島Premiumデンタルクリニックにご相談ください。
▼インプラント治療の詳細はこちら
まとめ
インプラント治療後に「いつから噛めるようになるか」「どんな食べ物に気を付けるべきか」といった疑問を持つ方は少なくありません。咀嚼機能の回復は段階的に進むことが多く、術後すぐに硬いものを食べられるとは限りません。また、天然歯と同じような感覚で噛めるようになるかどうかも、個人差があります。日常の食生活では、刺激や咬合圧の強い食品を慎重に取り入れるとともに、定期的なメンテナンスで状態を確認することが望まれます。
福島市、福島駅周辺でインプラント治療でお悩みの方は、奥州福島Premiumデンタルクリニックまでお気軽にご相談ください。
監修
院長・審美歯科担当 山田 恵理