▼目次
1. ホワイトニングシートとは
2. ホワイトニングシートのデメリットと注意点
3. ホワイトニングシートと、歯科医院でのホワイトニングの違い
4. 歯科医師によるアドバイス: 安全かつ効果的なホワイトニングのために
1. ホワイトニングシートとは
まずは、ホワイトニングシートとは何かを簡単に説明します。
ホワイトニングシートは過酸化水素が10%含まれている薄いフィルムであり、直接歯に貼り付けて使います。
ホワイトニングシートは日本では未認可の商品です。
日本では過酸化水素6%以上の製品は劇物指定されているため、薬局では取り扱いしておりません。
そのためホワイトニングシートの使用については、注意点やリスクもあります。
そのことをよく理解したうえで、自己責任のもとで購入してくださいね。
ホワイトニングシートの特徴です。
➀手軽に行いやすい
ホワイトニングシートは、自分で歯に貼るだけなので、簡単にホワイトニングが行えます。
しかし気軽に始められる反面、歯の状態をきちんと確認せず行うと歯に痛みが生じる可能性もあります。
またホワイトニングシートを歯面にうまく貼れない場合には、歯の色がまだらになったりすることがあります。
➁比較的安くホワイトニングできる
ホワイトニングシートは20日分で7,000円前後となっています。
ホワイトニングシートは比較的安い値段にて行える反面、
歯科医院にて歯の状況を確認したうえでホワイトニングを行うわけではないので、安全性や正確さは劣るかと思います。
ホワイトニングに、より高い効果や持続性を求める場合は、歯科クリニックでのホワイトニングを検討してください。
当クリニックでも、ホワイトニングの相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
2. ホワイトニングシートのデメリットと注意点
ホワイトニングシートは、ネットで購入することもでき、安易に歯のホワイトニングをはじめてしまう方もいます。
ホワイトニングシートを使用するにあたっては、デメリットと注意点を知っておくことが大切です。
➀歯や歯茎にダメージを与えるリスク
ホワイトニングシートを適切な方法で使わないと、歯や歯茎にダメージを与えるリスクがあります。
例えば、虫歯になっている部分や、歯質が削れてしまっている部分にホワイトニングシートを貼り付けると、刺激になり痛みを感じることがあります。
また長時間放置した場合、歯や歯茎にダメージを受けることがあります。
ホワイトニングシートを使用する際は、製品の使用方法を必ず守り、指定された時間通りに使用することが大切です。
➁ホワイトニング成分がムラになることがある
歯の表面に均等にシートを密着させることが難しいため、ホワイトニング成分がムラになりやすい欠点があります。
歯にシートがぴったりと密着していない部分は、ホワイトニング効果が十分に発揮できず、歯の表面にムラが生じてしまいます。
特に歯並びが乱れている場合は、ホワイトニングシートをぴったり貼るのは難しいため、ホワイトニングシートは避けるようにしましょう。
歯科医院でのオフィスホワイトニングや、ホームホワイトニング(歯科医院にてその人専用のホワイトニングトレーを作って行う方法)の方が安全ですし、効果も出やすいと思います。
自己判断での使用になるため、敏感な歯や歯茎の方や、虫歯や歯周病の治療中の場合、ホワイトニングシート使用で痛みが出てくる可能性もあります。
ホワイトニングシートには便利な面もありますが、デメリットや注意点も把握した上で、適切な方法で使用することが大切です。
自己責任のもと、行うようにしてください。
ホワイトニングに、より高い効果や安全性を求める場合は、歯科クリニックでのホワイトニングを検討してください。
当クリニックでも、ホワイトニングの相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
3. ホワイトニングシートと、歯科医院でのホワイトニングの違い
ホワイトニングシートと、歯科医院でのホワイトニングの違いについて、お話ししていきます。
➀ホワイトニングシートについて
ホワイトニングシートは過酸化水素が10%含まれている薄いフィルムであり、直接歯に貼り付けて使います。
ホワイトニングシートは日本では未認可の商品です。日本では過酸化水素6%以上の製品は劇物指定されているため、薬局では取り扱いしておりません。
ホワイトニングシートは、ネットで購入することもできるので、手軽に自分で歯の表面に貼り付けることができる商品です。
ホワイトニングシートは手軽ではありますが、シートがフィットしない部分では、色むらができてしまいます。
ホワイトニングシートの使用については、注意点やリスクもありますので、よく理解したうえで、自己責任のもとで購入して使用してくださいね。
➁歯科医院でのホワイトニングについて
歯科医院の場合、まずホワイトニング前に歯や歯茎に問題がないかを精査します。
歯の汚れ具合や歯の色調によって、ホワイトニングの効果に違いが出てしまうため、歯科医院ではまず最初に歯の汚れを落とすクリーニングしてからホワイトニングを行います。
ホワイトニング前の口腔内のチェックやクリーニングは、トラブルを避けるためにも重要です。
歯科医院でホワイトニングの場合、一緒に歯に対する適切なケアも行われるため、副作用やリスクを最小限に抑えることができます。
そして歯科医院のホワイトニングには、いくつか種類があり、その人のライフスタイルに合うものを選ぶことができます。
クリニックで行うオフィスホワイトニング、自宅で行うホームホワイトニング、両者を組み合わせたデュアルホワイトニングなどのホワイトニング方法があります。
歯科医院でのホワイトニングは、ホワイトニングシートよりは少し手間はかかりますが、効果があり、安全性の高い方法といえます。
人により、歯の質や生活習慣などが違うため、効果が現れるまでの期間には個人差があります。
特に普段、どんな食べ物や飲み物を摂取しているかにより、違いもあります。ホワイトニング後に、効果をできる限り持続させるためには、継続的な口腔内ケアも必要となってきます。
歯科医院でのホワイトニングであれば、ホワイトニング前~ホワイトニング前~ホワイトニング後のケアまでトータル的に診てもらえるため、安心感があります。
ホワイトニングに、より高い効果や持続性を求める場合は、歯科クリニックでのホワイトニングを検討してください。
当クリニックでも、ホワイトニングの相談を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
4. 歯科医師によるアドバイス: 安全かつ効果的なホワイトニングのために
ホワイトニングは歯を白く美しくする方法ですが、注意点がいくつかあります。
➀正しいホワイトニング方法を選ぶ
手軽で安価だからと、市販のホワイトニング製品を使用する前に、安全性や効果をよく考慮するようにしましょう。
当クリニックでは、患者さんに最適なホワイトニング方法を提案しますので、まずはご相談ください。
➁日常的なホームケア
食後、こまめに歯磨きを行いましょう。
また喫煙後にも歯磨きを行ったほうがおすすめです。
歯磨きが難しい場合にはうがいするだけでも効果があります。
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスを使って歯間に残った汚れのケアもしていきましょう。
➂継続的なメンテナンス
ホワイトニング後には定期的に歯科医院で、歯の健康状態をチェックしましょう。
毎日の歯磨きでは除去できない汚れもあるため、歯科医院にて定期的にクリーニングを受けることをおすすめします。
➃食生活の見直し
ホワイトニング効果を長持ちさせるためには、食生活の見直しも重要です。
着色しやすい食べ物や飲み物を避け、歯を清潔に保つ習慣を身につけましょう。
ホワイトニングに、より高い効果や持続性を求める場合は、歯科医院でのホワイトニングを検討してください。
当クリニックでは、患者さんに最適なホワイトニング方法を提供しておりますので、ご相談ください。
監修
院長・審美歯科担当 山田 恵理