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根管治療の治療期間はどれくらい?一般的な治療の流れを解説

▼目次

1. 一般的な根管治療の基礎知識と治療期間

2. 一般的な根管治療の具体的な流れ

 

1. 一般的な根管治療の基礎知識と治療期間

根管治療とは、歯の内部にある神経や血管が通る管(根管)に問題が生じたときに行われる治療です。
虫歯が深刻化し、歯の神経まで達した場合や外傷で根管が損傷した場合に行います。
根管治療は歯の痛みの原因を取り除き、歯の保存を目指しています。
ここでは、根管治療の基本情報、治療期間の目安、そして治療の流れについて理解を深めていただければと思います。

根管治療は、根管内部の汚染物質をすべて取り除き、再感染を防ぐために根管内を清掃・消毒し、その後、空いたスペースを充填剤で密封する一連のプロセスです。
根管治療は複数回に分けて行うことが一般的で、治療期間は通常1〜3ヶ月程度かかることがあります。
これには個々の歯の状態や感染の程度、そして治療方法などが影響します。

まず、治療の初回では、細菌によって侵されてしまった神経を取り除き、根管内の消毒を行います。
次に、根管内部の形を整えるために特殊な器具で根管の内部を削ります。
これにより、根管内の汚染物質をより効果的に除去できるようにします。
根管内の消毒の作業は症状や医院の治療方針によって複数回に分ける場合もあります。

根管内の消毒が完了したら根管内をガッタパーチャという特殊な素材で密封します。
この工程は根管の再感染を防ぎ、治療済みの歯が再び細菌に侵されないようにするために極めて重要です。
最終的に、根管治療済みの歯には被せ物や詰め物をし、元の歯に近い強度にします。
被せ物や詰め物は口元の見た目を良くする役割も果たします。

根管治療後はケアも重要です。
治療後はしばらくの間、治療部位に軽い痛みや不快感が残ることがありますが、通常は時間とともに軽減されます。
治療後もしっかりと歯をケアし、定期検査を受けることが将来の歯の健康を保つために不可欠です。

ただ、お伝えしたいのは、根管治療は決して恐れるべきものではないということです。
歯の健康維持は全身の健康にもつながりますので、違和感を感じたら早めに歯科医院へご相談ください。

奥州福島Premiumデンタルクリニックでは皆さんに最適な治療を提供することを目指しています。どうぞお気軽にご来院ください。

 

2. 一般的な根管治療の具体的な流れ

根管治療は、多くの患者さんにとって初めての体験であり、どのような手順が必要なのか不安に感じることも多いでしょう。そこで、根管治療のさらに具体的な流れをご説明いたします。皆さんがが安心して治療を受けることができれば幸いです。

 

1. 診断と検査

最初は、詳しい検査と診断です。患者さんの症状や痛みの原因を特定するために、X線撮影や診察を行います。これにより、どの歯が問題であり、どのような治療が必要かを判断します。

 

2. 麻酔

治療の方針が決まったら、治療に移る準備をします。治療の最初の段階として、麻酔を行います。麻酔によって、治療中の不快感や痛みを最小限に抑えることが目指されます。これは患者さんがリラックスした状態で治療を受けるためにも非常に重要です。

 

3.ラバーダムの装着

根管治療においては唾液に含まれる細菌も治療の成功を左右します。そのため治療する歯以外を「ラバーダム」という特殊なゴムで覆います。このゴムを装着することで治療で使う薬剤から歯肉(歯ぐき)を守る効果もあります。

 

4. 根管へのアクセス

麻酔が効いていることを確認した後、根管の治療を行うため、歯の上部から穴をあけ通り道を作ります。その際に虫歯になっている歯質も一緒に取り除きます。

 

5. 根管の清掃と形成

根管に到達したら根管内の感染組織や細菌を徹底的に除去します。特殊な器具や薬剤を使って根管内をきれいにします。このプロセスが、再感染を防ぐために非常に重要です。
ここでは根管の形を整える「根管形成」も重要になります。

 

6. 消毒と充填

根管が完全に清掃され、根管形成が完了したら、次に行うのは消毒です。これは、残留する細菌を確実に除去するために行われます。消毒後、根管内を充填材でしっかりと埋め、密封します。このステップは、再度感染が起こるのを防ぎ、根管の強度を上げるために必要です。

 

7. 仮封と最終補綴物(被せ物・詰め物)の装着

根管充填が完了したあとは、一時的に仮封材を使用して一時的に削った部分の歯を補います。多くの場合、最終的な被せ物や詰め物をするのは別日となります。そのためこの仮封材は次回の診察までの間、歯を保護する役目を果たします。数週間後に再度来院いただき、最終的な詰め物や被せ物を装着します。

 

8. 術後の診察

治療後は状態を確認するため診察が行われます。これにより、治療部位が正しく治療できているか確認し、必要に応じて追加の処置を行います。
根管治療は複雑な手術ですが、上記のステップを経て、最善の結果を得ることが目指されます。

ここまで一般的な根管治療の流れに関してご説明させていただきましたが、奥州福島Premiumデンタルクリニックは東北では非常に珍しい、根管治療専門室を完備しています。
歯を残すことに特化した専門性の高い治療として、マイクロスコープを用いた精密治療で患者さんの大切な歯を守ります。
①専門的な知識と技術 ②精密根管治療 ③予知性の高い歯根端切除術の3つがあり、初めて歯の神経治療(根管治療)の問題を解決することができます。
歯科医師の専門性や考え方によって、歯を残す限界の基準は異なります。
従来は抜歯と診断されたケースでも、専門的な治療法・設備・材料を駆使することで歯を残せる事が多々あります。
抜歯治療を受ける前に、一度ご相談ください。


監修

奥州福島Premiumデンタルクリニック
TOKU根管治療専門室 鈴木篤太郎